• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

グリア細胞による睡眠覚醒および体内時計の制御機構の解明

公募研究

研究領域グリアアセンブリによる脳機能発現の制御と病態
研究課題/領域番号 16H01348
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東邦大学

研究代表者

上野 太郎  東邦大学, 理学部, 講師 (30648267)

研究期間 (年度) 2016-06-30 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
キーワードグリア細胞 / ショウジョウバエ / 睡眠 / グリア / 加齢 / 神経科学 / 概日リズム
研究実績の概要

本研究課題では、グリア細胞による睡眠覚醒ならびに体内時計の制御メカニズムを明らかにすることを目的とした。本研究課題の遂行により、グリア細胞による制御メカニズムが明らかになることで、睡眠の機能やメカニズムに迫ることを目指した。具体的には、グリア細胞に発現を持つ様々なGAL4ドライバーを用いて、睡眠覚醒制御に関わるグリア細胞の責任領域を同定することを試みた。
ショウジョウバエにおけるグリア細胞は、その解剖学的位置付けから複数のクラスターに分類される。それぞれのクラスターに特異的にGAL4を発現するトランスジェニックラインを用いて、温度依存性チャネルを用いたグリア細胞の刺激を行なったところ、一部のGAL4ラインにおいて睡眠の減少もしくは増加が見られることを見出した。このことは、グリア細胞がクラスター特異的に睡眠覚醒を制御していることを示唆しており、グリア細胞による睡眠覚醒制御のメカニズム解明に有用なツールとなると考えられた。
さらに、組織特異的な遺伝子ノックアウトの実現のために、GAL4/UASシステムによるgRNAならびにCas9を発現するシステムを構築し、上記GAL4ドライバーによるグリア細胞クラスターにおける分子基盤の探索を行った。本システムを用いることにより、CRISPR/Cas9システムによる遺伝子欠損がGAL4依存的に起こることを確認した。これまでに研究代表者が見出している加齢性の睡眠変化に関わる遺伝子をターゲットとするgRNAのトランスジェニックラインを樹立し、上記グリア細胞における本遺伝子機能を調べている。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017 2016 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Hypersomnia with ADHD: a possible subtype of narcolepsy type 22018

    • 著者名/発表者名
      Ito W, Honda M, Ueno T, Kato N
    • 雑誌名

      Sleep and Biological Rhythms

      巻: in press ページ: 205-210

    • DOI

      10.1007/s41105-017-0139-1

    • NAID

      40021518704

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Tamper-Resistant Mobile Health Using Blockchain Technology.2017

    • 著者名/発表者名
      Ichikawa D, Kashiyama M, *Ueno T
    • 雑誌名

      JMIR Mhealth Uhealth

      巻: 5 号: 7 ページ: e111-e111

    • DOI

      10.2196/mhealth.7938

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Sweetness induces sleep through gustatory signalling independent of nutritional value in a starved fruit fly.2017

    • 著者名/発表者名
      Hasegawa, T., Tomita, J., Hashimoto, R., Ueno, T., Kume, S., Kume, K.
    • 雑誌名

      Sci. Rep.

      巻: 7 号: 1 ページ: 14355-14355

    • DOI

      10.1038/s41598-017-14608-1

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] ショウジョウバエを用いた精神疾患の基礎研究2016

    • 著者名/発表者名
      上野太郎
    • 学会等名
      第38回日本生物学的精神医学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場(福岡県福岡市)
    • 年月日
      2016-09-10
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 招待講演
  • [備考] 東邦大学理学部生物分子科学科上野研究室

    • URL

      http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/lab/ueno_lab/ueno_index.html

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-07-04   更新日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi