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超解像からin vivoイメージングまで使える酸化ストレス分子マッピング法の開発

公募研究

研究領域共鳴誘導で革新するバイオイメージング
研究課題/領域番号 16H01432
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関岐阜薬科大学

研究代表者

平山 祐  岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (10600207)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
キーワード酸化ストレス / 生体内化学反応 / イメージング / 活性酸素種 / 超解像イメージング
研究実績の概要

本研究では、各酸化ストレス関連分子(以下、ROS関連分子)の存在下でのみ特異的に活性化される生体分子修飾剤を基盤とし、細胞外流出や分子の拡散に左右されずに生体内のROS関連分子の発生を化学種特異的に蛍光マッピングできる新技術の確立を目指す。本手法ではシグナル分子が生体組織へと共有結合により定着するため、組織透明化や固定化等に耐えることが期待できる。また、ROS関連分子応答部位とシグナル分子がそれぞれ構造的に独立しているため、蛍光シグナル分子には近赤外蛍光団から超解像観察用蛍光分子にいたる任意の色素を導入でき、様々な蛍光観察法に対応可能なイメージング技術要素となると考えた。
具体的には、強力な求電子剤であるキノンメチドを各種のROS選択的に発生させることで、標的とする化学種が発生している場所の近傍でのみ生体分子と共有結合を形成し、その場に滞留させる分子を設計した。前年度では、スーパーオキシドと二価鉄イオンに対するプローブを合成・評価し、蛍光応答は得られるものの、加水分解反応に伴う背景光の上昇が問題となることを報告した。そこで今年度は、キノンメチド発生部位の構造最適化研究を実施し、加水分解反応を抑え、かつスーパーオキシドとの反応による蛍光応答を確認できた。しかしながら、反応速度が十分でなく、細胞内での機能は認められなかった。さらに、酸化ストレスの根源であり、ごく短寿命なヒドロキシルラジカルを標的とし、より反応速度を追求したプローブ分子の開発を実施し、合成を達成した。一方、生体内鉄の中でも特に活性なヘム鉄を標的としたプローブ分子を開発し、低収率ではあるもののタンパク質への修飾反応を起こすことに成功した。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 学会発表 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] フェノキシルラジカルの反応性に基づく鉄関連タンパク修飾剤の開発2018

    • 著者名/発表者名
      深谷 忠德、平山 祐、永澤 秀子
    • 学会等名
      日本薬学会第138年会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 細胞内滞留型スーパーオキシド検出プローブの開発研究2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木 優平、平山 祐、永澤 秀子
    • 学会等名
      創薬懇話会2017
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 二価鉄イオンに応答してキノンメチドを発生するタンパク質標識プローブの開発2016

    • 著者名/発表者名
      深谷 忠徳、平山 祐、永澤 秀子
    • 学会等名
      創薬懇話会2016
    • 発表場所
      蓼科
    • 年月日
      2016-06-30
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [産業財産権] 蛍光プローブ2018

    • 発明者名
      平山 祐、永澤 秀子、丹羽 正人
    • 権利者名
      岐阜市
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2018
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2016-04-26   更新日: 2018-12-17  

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