研究領域 | 共感性の進化・神経基盤 |
研究課題/領域番号 |
16H01482
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
開 一夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30323455)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | 発達認知科学 / 援助行動の発達 / デジタルおしゃぶり / 乳児研究法 / 利他行動 / 共感の発達 / 発達科学 / 向社会行動 / おしゃぶり型デバイス / 社会的認知 / 能動性 / 発達 / 乳児 / 脳活動計測 / 認知科学 / 実験系心理学 |
研究実績の概要 |
本研究では、乳児の能動性に着目しつつ、共感脳の発達的基盤を明らかにすることを研究目標とした。具体的には、我々が開発した「デジタルおしゃぶり」や 「モーションキャプチャ装置」など先端的な実験装置を活用して、四肢制御が未熟で運動レバートリーが少ない乳児でも能動的に参加可能な実験パラダイムを構築し、向社会的行動(援助行動)の発達的変遷を行動レベルと脳神経レベルの両者の点で明らかにすることが目論まれた。「デジタルおしゃぶり」に関しては、 平成26年度から27年度の本新学術領域公募研究で基本プロトタイプが実装されており、これをより精緻にデータが取得できるように改良しつつ、行動実験および脳活動計測実験が実施された。モーションキャプチャ装置を用いた実験に関しては基本的なシステム構成が完成し、時間的要因を考慮した実験が実施され、国際誌に採択されている。具体的研究内容としては、以下の2つに要約できる。 【研究内容1】Cshibra(2000)らの実験で用いられたCGアニメーションを元に、アニメーション中のCGキャラクターを「デジタルおしゃぶり」によって操作可能とした実験で、乳児が「助け行動」を示すかどうかを検証した。実験の結果一定の条件では「助け行動」と見なせる行動の存在が確認できた。本研究成果は、有力国際誌に投稿準備中である。 【研究内容2】CGアニメーションを用いた社会的相互作用場面の刺激観察中の乳児の前頭部をNIRSを用いて計測し、CGで表現される相互作用場面の違いによって異なる脳活動が惹起されることが確認できた。 本研究成果の一部は、国際会議において発表済み、あるいは、現在有力国際誌に投稿準備中である。
|
現在までの達成度 (段落) |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
|