研究領域 | 共感性の進化・神経基盤 |
研究課題/領域番号 |
16H01489
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
坂上 雅道 玉川大学, 脳科学研究所, 教授 (10225782)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | シミュレーション / 前頭前野 / マカクザル / 最後通牒ゲーム / 意思決定 / モデルベースプロセス / サル / モデルベース |
研究実績の概要 |
共感には、「直観的」共感と「熟慮的」共感があり、本研究は、「熟慮的」共感を支える前頭前野のモデルベースシステムが、協力・協調行動にどのように関わるかを、脳内モデル表象を神経活動でとらえ、最終的な意思決定にどのように貢献するかを調べることで明らかにしようとするものである。そのために、responderとして最後通牒ゲーム遂行中のサルの行動分析、前頭前野外側部神経活動の記録(単一ニューロン活動、LFP)、DREADDsによる前頭前野外側部出力細胞の活動の遮断実験を行う計画をたてた。我々は、これまで、「予測と意思決定」新学術研究、脳プロ「BMI」などの研究を通して、ニホンザルを被験体として、マルチECoG電極による脳内表象のdecoding、ウイルスベクター2重感染による抑制性DREADDsの回路特異的発現などの新しい技術のシステム神経科学への導入に成功してきた。本研究では、これらの技術を駆使して、前頭前野ネットワークが担うと考えられている熟慮的意思決定機能が、どのように協力・協調場面に使われるかを調べるものである。特に、サルが、最後通牒ゲームのproposerのとるストラテジーの脳内表象を、LFPのdecoding技術を使って検出する実験は、これまでほとんど明らかにされてこなかった脳のモデルベース的機能研究の幕開けにつながるものと思われる。 4月の採択決定後、課題のデザインを行い、サルの訓練を開始した。サルをモンキーチェアに座らせる訓練に2か月を要したが、これが終了した直後、本研究を辞退したため、研究終了となった。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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