研究領域 | こころの時間学 ―現在・過去・未来の起源を求めて― |
研究課題/領域番号 |
16H01510
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
坂田 省吾 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (50153888)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | インターバル・タイミング / 時間認知 / ピーク法 / 間隔二等分課題 / 発達 / 加齢 / 齧歯類 / 比較心理学 / 発達メカニズム |
研究実績の概要 |
本研究の目的は時間認知における発達メカニズムの検討を比較心理学的に明らかにすることであり,そのために齧歯類であるラットとマウスに2秒と8秒の時間弁別課題を学習させた。平成29年度はこれまでの実験を継続してラットとマウスに,生体自らが反応で時間を作り出すピーク法(PI)を用いた時間弁別学習を行わせてきた。発達メカニズムの検討をするために2年以上に渡って経時的に実験を行う必要があった。 時間の刺激としてはスピーカーから音を提示してその音の提示時間を認知させる。時間産生課題であるピーク法では時間認知の刺激時間の幅は30 秒を基本とした。また,時間概念の弁別学習として短い2秒と長い8秒の弁別学習をさせ,中間の時間刺激を提示して2等分点を求める間隔二等分課題を発達時期との関連で訓練し,生後3ヶ月,6ヶ月,12ヶ月,25ヶ月の2等分点について比較検討した。2等分点の時間には発達期による違いが見られなかったが,弁別閾については年齢を重ねるにしたがって幅が広がる傾向が見られた。 得られた成果は国内・海外の学会で積極的に発表公表してきている。2016年には国際シンポジウムも企画して実施した。多くの時間認知研究者と実りある議論をすることができ,研究発展の推進に寄与することができた。申請時に計画していた学術誌の特集号も,Frontiers in PsychologyのSpecial Issueの編集者となり,現在編集作業中である。平成30年度にこの特集号は発刊される。海外の国際学会発表としては第1回のTiming Research Forumがストラスブールで開催され参加発表することができた。さらにSociety for Neuroscience Annual Meeting に出席してインターバルタイミングに関する発表をした。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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