公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
顕微鏡技術で神経回路の形態を観察すると、神経突起の形がダイナミックに変化する。その変化は秒~分のオーダーの遅い周波数で揺らぐ。これを形態振動と言う。我々は形態振動をMRI技術で捉える手法を開発した。そのMRI形態振動とと神経発火の揺らぎとの関係性を見るために脳波・MRI同時計測法を開発した。将来的に形態振動を薬剤で阻害して因果関係を見るために、ラットを用いた。ラット15頭を用いて全脳の形態振動をMRIで観察した。神経発火の安静時ネットワークとオーバーラップする部分、異なる部分に分離できた。形態振動の周波数は神経発火の安静時ネットワークよりも10倍遅いオーダーであった。海馬に電極を留置し、局所フィールド電位を記録しながら海馬のMRI形態振動を計測した。各周波数帯域のパワーの揺らぎとMRI形態との関係性を解析している。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件)
Front. Neurosci.
巻: 1 ページ: 1-12
10.3389/fnins.2018.00253
Brain Stimulation
巻: 9 号: 6 ページ: 859-866
10.1016/j.brs.2016.01.008