研究領域 | π造形科学: 電子と構造のダイナミズム制御による新機能創出 |
研究課題/領域番号 |
17H05160
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 宗治 九州大学, 工学研究院, 准教授 (70431492)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 有機π電子系分子 / 芳香族性 / アザポルフィリン / 磁気円偏光二色性スペクトル / 超分子化学 |
研究実績の概要 |
本研究では先行の公募研究の知見を基に、①特異な電子機能を有するアザポルフィリノイドの合成法の開発、②電子機能および運動性を兼ね備えたアザポルフィリノイドの構築と機械的特性を指向した物性研究、③MCD分光法を用いた電子構造解明を重点課題として行い、光吸収特性と構造的特徴から機能性分子材料としてポテンシャルの高いアザポルフィリノイドの化学を展開している。 ①ではポルフィリン骨格に酸素を組み込んだ5,15-ジオキサポルフィリンが反芳香族性を示すことを見いだしていた。本年度はこのジオキサポルフィリンに対して、さまざまな修飾反応を行い、β位選択的にニトロ基およびアリール置換基を導入することに成功している。また、反芳香族性が置換基の電子求引性が増すにつれて低下することを明らかにした。さらにグリニャール試薬を用いた求核反応では環開裂を伴い、ジピリンが得られることを明らかになど、反芳香族分子の反応性の解明について、重点的に展開した。 ②ではお椀構造のサブフタロシアニン分子が溶液状態で形成している超分子積層構造について考察を行い、温度可変NMRを用いた会合挙動の解明に取り組んだ。また、周辺置換基に長鎖アルキル基を導入することで、安定な超分子構造体の構築にも取り組んだ。 ③では①で合成する新規アザポルフィリノイドに加えて、領域内外で合成された新規π電子系分子のMCD測定を行っており、特にノルコロールの積層二量体について、3次元芳香族性の分光測定を用いた電子構造の理解について共同研究を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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