研究領域 | 地殻ダイナミクス ー東北沖地震後の内陸変動の統一的理解ー |
研究課題/領域番号 |
17H05316
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
並木 敦子 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (20450653)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 共振 / 誘発噴火 / マグマ / 山体 / 応力場 |
研究実績の概要 |
本研究では巨大地震による山体の共振が、地下に存在するマグマの移動にどのように影響するかを明らかにする事を目指した。2018年度は2年の研究期間の2年目(最終年度)にあたる。研究成果の主要な部分となる実験は前年度までに終了していたため、これまでの成果を論文としてまとめ、出版する事に焦点を当てた。研究成果は前年度の2017年8月にすでに論文としてまとめられ雑誌Geologyに投稿していた。しかし、当初のバージョンでは、実験は良いものの、実際に山体が共振を起こしている地震波の存在に関する情報がなかった事、また、実験における振動の方向は水平であるが、実際に大振幅を起こす地震波はRayleigh波であり鉛直振動が予測される事、実験で用いているゲルの山の形状が現実的ではない事から、再度投稿を促すリジェクトとなった。よって、東北地震の地震波形の詳細を調べ、共振を示している波形を提示し、弾性変形のシミュレーションができるソフトウェアCOMSOLを用いて、より現実的な形状の山体の共振を鉛直方向の振動を含めて計算した。これらの結果を合わせて、2018年4月にGeologyに投稿したところ、共振により、マグマの移動が加速されるメカニズムの説明が不十分である、との指摘がレフェリーからなされ、再度、投稿を促すリジェクトとなった。この点を改訂し、2018年6月に投稿したところ山体の共振による応力場の説明が足りないとの事でReviseを促された。この点を改訂し、2018年9月に投稿したところ、2018年11月に論文が受理され、12月に出版された。出版する為に多くの労を要したが、研究の成果は高く評価され、論文掲載号のResearch Focusで取り上げられた(Jolly 2018)。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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