研究領域 | 配位アシンメトリー:非対称配位圏設計と異方集積化が拓く新物質科学 |
研究課題/領域番号 |
17H05375
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
灰野 岳晴 広島大学, 理学研究科, 教授 (80253053)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超分子ポリマー / らせん構造 / 不斉誘起 / 不斉増幅 / 自己集合カプセル / カリックスアレーン / 分子認識 / 非対称空間 / キラル / 超分子化学 / 自己集合 / 超分子錯体 / らせん / 高分子合成 / 錯体化学 |
研究実績の概要 |
本領域は,集積型錯体や配位空間の構造や電子状態の非対称性・キラリティーから構造・機能・物性の異方性や指向性を有する新機能分子・材料を創成することを目的に,カリックスアレーンやポルフィリン,フラーレンを用いたキラルな超分子構造を構築してきた。これまでの実績について概要を報告する。 カリックス[4]アレーンを繋いだオリゴマーの金属自己集合により生じる三重らせん超分子錯体の合成に成功した。三重らせん錯体は複数の包接部位がゲスト認識に高い協同性を発現した。また,らせんキラリティーが包接されるゲスト分子のキラリティーにより誘導されることがわかり,不斉増幅現象がゲスト分子の包接に伴うらせん誘起に観測された。 プラットホームであるビスレゾルシンアレーンの合成に成功し,このプラットホームに構築したビスキャビタンドの超分子重合がらせん超分子ポリマーを生成することを見出した。キラルなゲスト分子の包接により,超分子ポリマーのらせんの巻き方向が片巻に偏ることが明らかとなった。 複数のポルフィリンを組み込んだモノマー分子の自己集合により形成される超分子ポリマーは,高次のらせん構造を形成することを顕微鏡実験により見出している。このらせん超分子ポリマーにキラルなゲスト分子を添加することで,超分子らせんの巻き方向を制御することに成功した。 グラフェンの周囲をキラルな置換基で修飾によりグラフェンのπ共役平面をキラルにねじることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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