研究領域 | スロー地震学 |
研究課題/領域番号 |
17H05423
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
岡崎 啓史 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 高知コア研究所, 研究員 (90784257)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 沈み込み帯 / 地震 / スロー地震 / 堆積物 / 続成作用 / 摩擦 / 透水 / 摩擦実験 / 透水係数 / 摩擦特性 / 水理特性 / 岩石力学 / 水ー岩石反応 / 地質学 |
研究実績の概要 |
新青丸KS-15-3航海において東北沖日本海溝のアウターライズ表層(グラーベン端)から採取された半遠洋性堆積物の高温高圧下における透水・摩擦特性が続成作用によってどのように変化するかについて調べた。実験には広島大学に設置されているガス圧式高温高圧変形透水試験機を用いた。実験は封圧が150MPa、間隙水圧が58MPa、温度が室温から230degC、初期せん断速度0.1um/sの条件下でおこなった。 実験条件へ昇温昇圧直後に堆積物試料へせん断変形を加えたところ、100degC以下では安定すべりを示し、摩擦係数の速度依存性は正であった。150degCでの実験においても安定すべりを示したが、摩擦係数の速度依存性はほぼなくなり、230degCの条件での摩擦実験では不安定すべりが観測された。また、高温高圧下での続成作用が試料の透水性にどのような影響を与えるかを調べるために、実験条件へ昇温昇圧後にそのまま温度圧力を保持しつつ連続的に試料の浸透率を測定した。堆積物の浸透率は常温での有効圧の上昇に伴う圧密によりおよそ一桁、温度100degC下における3.5時間の“煮込み”によってさらに約一桁減少した。回収試料の簡易XRD解析からは目立った鉱物組み合わせの変化は確認されなかったため、圧力溶解などの熱活性化過程よる圧密が促進されたことが示唆される。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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