公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
1) 生合成系プロテオミクス機能解析技術の確立、2) adenylation (A) domain の迅速、網羅的、体系的機能解析、3) 非天然型ペプチド化合物の設計および生物合成を目的に、研究を実施した。以下に、各項目に関して記載する。1) 生合成系プロテオミクス網羅的機能解析技術の確立: 生合成系プロテオミクス機能解析技術の基盤となるA-domain 選択的ラベル化剤 (> 20) の機能解析を実施した。具体的には、大腸菌組換えNRPSおよび内在性NRPSを利用したラベル化実験を行った。その結果、ほぼすべてのA-domain 選択的ラベル化剤はNRPS A-domainをラベル化できた。また、アルキン、アジド、アルケンなどの機能性官能基を有する20種類の非天然アミノ酸を担持したaminoacyl-AMS化合物の合成を行った。20種類の天然アミノ酸を担持したaminoacyl-AMS化合物を加え、40種類のaminoacyl-AMS化合物群を得た。2) A-domainの迅速、網羅的、体系的機能解析: A-domain選択的ラベル化剤と40種類のaminoacyl-AMS化合物を活用したNRPS A-domainの機能解析を行った。これまでに、大腸菌組換えタンパク質および内在性NRPS A-domain 28種類の解析を実施した。3) 非天然型ペプチド化合物の設計·生物合成: 生合成系プロテオミクス解析結果に基づき、アミノ酸を培地へ添加し、precursor-directed biosynthesisを行った。具体的には、グラミシジンSおよびサーファクチン生産菌を利用し、非天然型ペプチド化合物の創製を検討した。その結果、部位特異的に非天然アミノ酸をグラミシジンSおよびサーファクチンへ導入できることがわかった。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019 2018 2017 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 2件、 査読あり 11件) 学会発表 (25件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)
Angew. Chem. Int. Ed.
巻: 58 号: 21 ページ: 6906-6910
10.1002/anie.201900318
Curr. Top. Microbiol. Immunol.
巻: 420 ページ: 321-349
10.1007/82_2018_133
Heterocycles
巻: 97 号: 1 ページ: 314-332
10.3987/com-18-s(t)21
The Journal of Organic Chemistry
巻: 83 号: 15 ページ: 8250-8264
10.1021/acs.joc.8b00986
Journal of the American Chemical Society
巻: 140 号: 25 ページ: 7970-7978
10.1021/jacs.8b04162
ChemistrySelect
巻: 3 号: 32 ページ: 9313-9317
10.1002/slct.201802474
Journal of Organic Chemistry
巻: 83 号: 1 ページ: 185-193
10.1021/acs.joc.7b02566
Tetrahedron
巻: 73 号: 30 ページ: 4481-4486
10.1016/j.tet.2017.06.016
ChemBioChem
巻: 18 号: 22 ページ: 2199-2204
10.1002/cbic.201700361
巻: 18 号: 18 ページ: 1855-1862
10.1002/cbic.201700301
Frontiers Nat. Prod. Chem.
巻: 3 ページ: 65-90
10.2174/9781681085340117030004
https://www.phar.kindai.ac.jp/orgchem/
http://www.phar.kindai.ac.jp/orgchem/