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神経の発生と疾患における新生鎖の生成機構と機能

公募研究

研究領域新生鎖の生物学
研究課題/領域番号 17H05661
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

池内 与志穂  東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード新生鎖 / タンパク質合成 / 神経 / 軸索 / Palladin / 局所翻訳 / 形態 / リボソーム
研究実績の概要

神経細胞における新生鎖合成ダイナミクスの特徴を捉えるためにリボソームプロファイリング法による網羅的な解析を行った。mTORシグナル伝達経路は細胞内新生鎖合成を制御する主要な経路であり、神経発生に深く関わっていることが知られているため、mTOR阻害剤の有無の条件で比較を行った。この結果から、Palladinは神経細胞において特異的にmTORシグナル伝達経路によって合成を制御され、神経の軸索の形態形成に重要な役割を果たすことがわかった。さらに、タンパク質を合成している途中でリボソームがmRNA上の特定の位置で停滞する現象(ストーリング)が起こる位置をリボソームプロファイリング法によって網羅的に同定した。この結果、神経および胚性幹細胞特異的にストーリングが起こる部位を見出し、それぞれの細胞における傾向を見出した。また、神経細胞と胚性幹細胞でコドンごとにリボソームが異なる効率でmRNAを結合している様子を明らかにした。これらのことから、細胞種ごとに異なるダイナミクスで新生鎖タンパク質合成が制御されている様子が明らかになった。軸索内の新生鎖合成ダイナミクスをさらに詳しく調べるためには、軸索を単離する必要がある。本研究では軸索束をマイクロデバイス内で形成させ、軸索を大量に取得する方法も確立することができた。軸索束を用いて、軸索内の局所翻訳ダイナミクスを調べるため、リボソームプロファイリング法による解析の手法を最適化し、解析を行った。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] A Human Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Tissue Model of a Cerebral Tract Connecting Two Cortical Regions.2019

    • 著者名/発表者名
      Kirihara T, Luo Z, Chow SYA, Misawa R, Kawada J, Shibata S, Khoyratee F, Vollette CA, Volz V, Levi T, Fujii T, Ikeuchi Y
    • 雑誌名

      iScience

      巻: 14 ページ: 301-311

    • DOI

      10.1016/j.isci.2019.03.012

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Palladin Is a Neuron-Specific Translational Target of mTOR Signaling That Regulates Axon Morphogenesis2018

    • 著者名/発表者名
      Umegaki Y, Brotons AM, Nakanishi Y, Luo Z, Zhang H, Bonni A, Ikeuchi Y
    • 雑誌名

      Journal of Neuroscience

      巻: 38 号: 21 ページ: 4985-4995

    • DOI

      10.1523/jneurosci.2370-17.2018

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Generation of a Motor Nerve Organoid with Human Stem Cell-Derived Neurons2017

    • 著者名/発表者名
      Kawada Jiro、Kaneda Shohei、Kirihara Takaaki、Maroof Asif、Levi Timoth?e、Eggan Kevin、Fujii Teruo、Ikeuchi Yoshiho
    • 雑誌名

      Stem Cell Reports

      巻: 9 号: 5 ページ: 1441-1449

    • DOI

      10.1016/j.stemcr.2017.09.021

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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