研究領域 | 脳タンパク質老化と認知症制御 |
研究課題/領域番号 |
17H05694
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 正博 京都大学, 薬学研究科, 教授 (80336180)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | タウ / イメージング / アルツハイマー病 / SPECT / タウイメージング |
研究実績の概要 |
昨年度までに、アルキルアミノ基を有するベンゾイミダゾピリジン(BIP)誘導体がSPECT用タウイメージングプローブとして優れた性質を示すことを明らかにしてきた。今年度は、BIP誘導体のBIP-NHEtをリード化合物としたPET用タウイメージングプローブの開発を目的として、構造式中にBIP母核およびヨウ素は保存し、エチル基に放射性フッ素を導入した新たなBIP誘導体[18F]IBIPF1および[18F]IBIPF2を設計・合成を行い、これらのPET用タウイメージングプローブとしての有用性に関する評価を行った。対応するトシル前駆体より合成した[18F]IBIPF1および[18F]IBIPF2を用いて、インビトロオートラジオグラフィを行った結果、いずれの化合物においてもタウ陽性部位である側頭葉灰白質に顕著な放射能集積が認められ、[18F]IBIPF1はタウに対する高い結合親和性および結合選択性を示すことが明らかなった。さらに体内放射能分布実験を行った結果、[18F]IBIPF1は[18F]IBIPF2と比べて、投与早期における高い脳移行性を示し、さらに脳内へ移行した後、経時的に消失することが明らかとなった。優れたタウ結合性および良好な脳内挙動を示した[18F]IBIPF1に関して、正常マウス脳内における放射性代謝物を分析した。その結果、脳内で高い割合で未変化体として存在することを認め、[18F]IBIPF1は脳内において安定に存在することが示された。本研究成果は,BIPを母核とするタウイメージングプローブの開発において最適なアルキルアミノ基が存在することを示唆するものであり,今後の臨床応用を目指したPET/SPECT用タウイメージングプローブ開発に有益な情報を与えると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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