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ネオセルフとしての消化管抗原に対するT細胞応答制御とNotchシグナルの意義解明

公募研究

研究領域ネオ・セルフの生成・機能・構造
研究課題/領域番号 17H05802
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東海大学

研究代表者

穂積 勝人  東海大学, 医学部, 教授 (30246079)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードNotch / Notchリガンド / Treg / Tfh / パイエル板 / Tfh細胞 / Treg細胞
研究実績の概要

我々はこれまで、①Notchリガンド:Dll4がパイエル板(PP)にて特徴的に発現すること、②パイエル板内のT細胞、特にFoxp3陽性の制御性T(Treg)細胞にNotch1シグナルが発動していること、③Dll4遺伝子欠失は、上記Notch1シグナルの消失をもたらすことを見出し、T細胞を介したPPでのIgA産生系におけるNotchシグナルの生理的意義について追求してきた。
今年度は、二次リンパ組織間葉系細胞にてCreを発現するCcl19-CreマウスをDll4-floxedマウスと交配し、PPでのDll4発現を調べた。その結果、Dll4の発現はほとんど認められず、遺伝子欠失は完全に誘導できた。しかし、T細胞に出現する活性化Notch1断片(N1ICD)は依然として認められ、Tfh細胞も正常に存在した。全身性のDll4遺伝子欠損マウス(RosaCre-ERマウス、Tam処理)ではほぼ完全にN1ICDが消失することから、PP間葉系細胞以外にDll4が発現し、Notch1を介したNotchシグナル発動に寄与していることが明らかになった。一方で、Notch1/2欠損T細胞がPPにてTfh細胞に分化できない現象における腸内細菌叢を含む環境要因を排除するため、Notch1/2欠損(CD45.1/1)および正常(CD45.1/2)Treg細胞を純化し、CD3e KOマウスへ移入し、同一個体においてPPでのTfh細胞への分化を調べたところ、正常細胞がTfh細胞に分化するのに対し、Notch1/2欠損T細胞はまったく分化せず、代わりにTreg細胞として存在することが示された。以上の結果から、PPでのTfh細胞分化にNotchシグナルは必須であることが明らかになった。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Peripheral PDGFRα+gp38+ mesenchymal cells support the differentiation of fetal liver-derived ILC2.2018

    • 著者名/発表者名
      Koga, S., Hozumi, K., Hirano, K.I., Yazawa, M., Terooatea, T., Minoda, A., Nagasawa, T., Koyasu, S., and Moro, K.
    • 雑誌名

      J Exp Med.

      巻: 215 号: 6 ページ: 1609-1626

    • DOI

      10.1084/jem.20172310

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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