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親和的な個性の獲得・制御メカニズムの解明

公募研究

研究領域多様な「個性」を創発する脳システムの統合的理解
研究課題/領域番号 17H05956
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関自治医科大学

研究代表者

岡部 祥太  自治医科大学, 医学部, 助教 (00747256)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード撫でる / 接触刺激 / 親和的関係性 / オキシトシン / ラット / 行動神経科学 / 生理学 / 異種間インタラクション / 親和的関係 / 超音波
研究実績の概要

社会的動物は同種間だけでなく、異種間においても親和的な関係性を構築する。このような異種への親和性を司る個性の形成・制御メカニズムを明らかにすることを本研究課題の目的とした。

これまでの研究および関連する別の研究種目(若手B, 15K18978)により、長期間撫で刺激を与えることで、①ラットの不安行動が減少し、撫で刺激を快刺激として嗜好するようになること、②撫でることにより快刺激の指標となる50 kHz帯域の超音波をラットが発声すること、③撫で刺激により視床下部室傍核尾側領域のオキシトシン産生細胞が活性化すること、④自分が撫でられない状況下で他個体が撫でられている時に不快情動の指標となる22 kHz帯域の超音波を発声すること、⑤これらの反応には雌雄差があり、メスラットでより顕著であること、⑥視床下部室傍核尾側領域のオキシトシン産生細胞が帯状回皮質や運動野を含む皮質領域、視床下部に多くの軸索を伸ばしていること、⑦撫で刺激によりこれら領域が活性化すること、が主に明らかになった。また、⑧行動学的な反応の個体差が大きく、これら反応とオキシトシン産生細胞の活性に正の相関関係があることが明らかになった。

本年度は上記④の22 kHz帯域の超音波発声の際にも視床下部室傍核尾側領域のオキシトシン産生細胞が活性化するか調査した。その結果、22 kHz帯域の超音波を発声する条件下でオキシトシン産生細胞が活性化することが分かった。また、撫でられた時に発する50 kHz帯域の超音波と同様、22 kHz帯域の超音波発声回数や周波数などの音声特性にも大きな個体差が認められた。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Toward the elucidation of mechanism of affiliative relationship among interspecific species.2018

    • 著者名/発表者名
      Okabe S, Takayanagi Y, Yoshida M, Onaka T
    • 学会等名
      第95回日本生理学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] Stroking stimuli form an affiliative relationship between humans and rats.2017

    • 著者名/発表者名
      Okabe S, Takayanagi Y, Yoshida M, Onaka T
    • 学会等名
      行動2017 (日本動物行動学会、日本動物心理学会、応用動物行動学会、日本家畜管理学会、日本行動神経内分泌研究会合同大会)
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 人と動物の親和的な関係性はどのように構築されるのか?2017

    • 著者名/発表者名
      岡部祥太
    • 学会等名
      日本心理学会第81回大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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