研究領域 | トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現 |
研究課題/領域番号 |
18H04202
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
山本 芳美 都留文科大学, 文学部, 教授 (50363883)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イレズミ / 沖縄県 / ハジチ / tattoo / トランスカルチャー / 台湾原住民族 / タトゥー / 顔身体学 / 身体 / 装飾 / 温泉タトゥー問題 / 多文化共生 / 台湾 / 身体装飾 / 刺青 / 顔・身体学 / 顔 |
研究実績の概要 |
本研究は、顔身体学の視座から、イレズミ・タトゥーのトランスカルチャー的性質に着目して2年間の研究を実施した。 2018年度には、7名の研究協力者やゲストとともに国際シンポジウム「イレズミ・タトゥーと多文化共生――「温泉タトゥー問題」への取り組みを知る」を主催した。これは、さまざまな文化的背景や理由からイレズミ・タトゥーを入れた人々が、日本の多くの温泉やプールなどの利用ができない状況にある状況について、さまざまな角度から検討するものであった。 2019年度は、2つの企画展への協力をおこなった。10月から11月にかけて沖縄県立博物館・美術館において、企画展「沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー」が開催された。研究代表者の山本芳美が展示監修をした。同展は延べ8000名以上の人々が参観し、記録的な動員数となった。また、同館で9月から11月に催された「台湾ー黒潮がつなぐ隣島」展への展示協力をした。 両企画展に関わったことにより、戦後沖縄のタトゥー史と台湾原住民族であるパイワン民族に関する新たな情報が集まった。これを踏まえ、2019年12月から2020年1月にかけて2週間、沖縄本島中部の沖縄市と台湾の屏東県にて調査をおこなった。沖縄調査は、1名の研究協力者との共同で実施した。 今後は、イレズミ・タトゥーのトランスカルチャー性についての基礎的な研究がより展開できるよう国内に残る19世紀から20世紀前半の下絵を網羅するデータベースを構築したい。また、最近、インターネットが浸透していなかった1980年代のタトゥー写真を入手したので、香港やアムステルダム、ロスアンゼルスなど各地の図柄の独自性について検討したいと考えている。東京オリンピック開催決定を背景に関心が高まった「温泉タトゥー問題」についても、引き続き実態調査をおこなう予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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