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トポロジカル結晶絶縁体薄膜における電界誘起量子伝導制御

公募研究

研究領域トポロジーが紡ぐ物質科学のフロンティア
研究課題/領域番号 18H04229
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

吉見 龍太郎  国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 特別研究員 (40780143)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードトポロジカル結晶絶縁体 / 輸送特性 / 物性実験 / 量子輸送
研究実績の概要

トポロジカル結晶絶縁体は、結晶の空間反転対称性に守られた表面状態を有し、結晶対称性の低下や時間反転対称性の破れによってギャップを開く。このことから、結晶対称性を基板からの格子歪として制御することで、バンド絶縁体状態と量子異常ホール状態を外場電場によって制御しうることが理論的に予測されている(C. Feng et al., PRL (2014))。本研究ではそのための材料開発として、トポロジカル結晶絶縁体であるSnTeを分子線エピタキシー法によって合成し物性開拓を行った。本年度は前年度に引き続き、SnTeにPbやInをドーピングすることによる電荷輸送特性の変化を重点的に調べた。(Sn,Pb,In)Teの輸送特性はPb、In濃度によって大きく変化し、SnTeに近い組成では、Inドーピングによって正孔型キャリヤーが増大し、x(Pb)=0.3-0.5,y(In)~0.2で超伝導が発現した。一方で、Pb濃度を高くするにつれてキャリヤーが減少・抵抗は増大し、x=0.7,y=0.2付近で絶縁体へと転移した。更にPb濃度の高い領域ではキャリヤーの符号が正孔型から電子型へ反転し、量子振動を含む高移動度な電荷輸送特性を観測した。観測された抵抗変化はトポロジカル結晶絶縁体相からバンド絶縁体状態へのトポロジー変化に対応すると考えられる。また、電界効果デバイスにおける電気抵抗のゲート電圧変調を通じて、強誘電的振る舞いが輸送現象にあらわれている可能性を指摘した。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Electronic transport properties of topological crystalline insulator SnxPb1-xTe thin films2019

    • 著者名/発表者名
      吉見龍太郎
    • 学会等名
      第4回「トポロジーが紡ぐ物質科学のフロンティア」領域研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-01-27  

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