研究領域 | 高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出 |
研究課題/領域番号 |
18H04266
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
木村 正成 長崎大学, 工学研究科, 教授 (10274622)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ボラン / 配位子 / ホスフィン / 銅 / パラジウム / 極性転換 / ホスフィン-ボラン / アリル化 / 機能性物質 / C–H活性化 |
研究実績の概要 |
高立体選択的な炭素-炭素結合形成は医薬品や機能性材料創製における重要な合成手段である。金属触媒を利用したアルケンの選択的合成法はこれまで盛んに研究されているが,三置換及び四置換アルケンの高立体選択的合成は,高難度炭素骨格構築の一つである。本研究では,有機ホウ素を利用した高選択的多置換アルケンの新規合成反応の開発に注力してきた。具体的には,入手容易なアリルアルコールや末端アルキンを出発原料として用いた高選択的導入法の開発に着目した。今年度は銅触媒作用を利用した末端アルキンに対する様々な親電子剤とのカップリング反応について検討した。 塩化銅/カルベン配位子存在下,末端アルキンをトリアルキルホウ素と共に二酸化炭素雰囲気下で反応すると,α-アルキルアクリル酸が位置及び立体選択的に生成した。本法は,アルキニルトリアルキルボレートの1,2-転位を伴う反応機構によって進行していると考えられる。系中で形成したアルケニルホウ素が銅触媒作用によって,二酸化炭素挿入を容易に受け,高選択的な多連続的な炭素構築が可能になった。本反応は,三置換アルケンの高効率合成法として有用である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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