研究領域 | 反応集積化が導く中分子戦略:高次生物機能分子の創製 |
研究課題/領域番号 |
18H04388
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
大栗 博毅 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80311546)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 中分子 / アルテミシニン / 二量体型アルカロイド / 両親倍性分子 / 制ガン活性 / 天然物 / 骨格多様化 / 元素置換戦略 / 元素置換 / 自己組織化 / ビスピロリジノインドリンアルカロイド / 迅速合成 / マラリア |
研究実績の概要 |
抗マラリア/制ガン活性を有するアルテミシニン系薬剤の構造を簡略化せずに窒素官能基や機能性ユニットを導入したアザ-アルテミシニン群を設計した。6 位不斉炭素を窒素に置き換える“元素置換戦略”により、①モジュラー式迅速合成、②骨格の三方位を構造改変、③水溶性・薬物動態の改善等を実現した。三つの構築ブロック連結から4工程で6-アザ-アルテミシニンを触媒的不斉合成した。De novo合成した化合物群の中からアルテミシニン系薬剤に比肩する in vivo 抗マラリア活性を発現するリード化合物を創製した(Org. Lett. 2018, 詳報revision中: 北里大学, Broad 研との共同研究)。両親媒性ユニットを連結し、温度に感応してナノ粒子を形成する中分子型アザ―アルテミシニン類を創製し、低分子型よりも強力な in vitro 制ガン活性を発現することを見出した(速報論文revision中: 昭和薬科大,がん研究会との共同研究)。活性を担うトリオキサン部位を自己組織化により安定化し,細胞障害性活性種の発生を時空間制御する化学療法開発への基盤を整備した。 ビスピロリジノインドリン (BPI) アルカロイド群は,トリプトファンが二量化した構造を持つ。BPI 骨格における立体化学を系統的に改変して機能性中分子群を設計・合成した。①ヒト結腸癌細胞への増殖阻害活性(ChemBioChem 2019, Back cover) ②両親媒性二量体型骨格配座・凝集体サイズ制御(Org. Biomol. Chem. 2018, Front cover) ③超分子ランタノイド錯体形成様式・キロプティカル特性制御(J. Org. Chem. 2018)を発現する機能性中分子群を創製することに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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