研究領域 | 反応集積化が導く中分子戦略:高次生物機能分子の創製 |
研究課題/領域番号 |
18H04400
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西川 俊夫 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (90208158)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 海洋天然中分子 / アプリシアトキシン / オシラトキシン / PKC活性化 / 有機合成 / アイソザイム / プロテインキナーゼC / 網羅合成 / 海産天然物 / 全合成 |
研究実績の概要 |
アプリシアトキシン(ATX)、オシラトキシン(OTX)類は、海洋シアノバクテリアから単離された中分子量のポリケチド系天然物である。アプリシアトキシンは、プロテインキナーゼC(PKC)の活性化によって、強力な発ガン促進や炎症作用を示すことが明らかにされているが、オシラトキシン-Dは、L1210細胞に対する細胞毒性があると報告されているがその詳細はまったく明らかでない。本研究では、これらATX/OTX群を統一的に網羅合成することを目的としている。昨年度は、オシラトキシン-D,E, Fの全合成を達成し、これら化合物の細胞毒性がPKCの活性化に拠らないことを明らかにした。本年度は、オシラトキシンの合成と、ごく最近発見されたATX/OTX類縁体の合成を目指して研究を展開した。 ATXの合成では、左右のセグメントをカップリングすることで合成したアルキン中間体から効率よく14員環マクロジオリドを形成した。さまざまな金属触媒を用いてアセチレンとジオールの間の渡環的なスピロアセタール形成反応を試みたが、ATX型のスピロアセタールは形成せず、5員環エノールエーテルが得られただけだった。しかし、この生成物は、強力なPKCの活性化を示し、合成も容易であることから抗がん剤の有望な候補化合物となる可能性がある。 一方、新しいATX/OTXの類縁体合成では、共通中間体に対して、Lewis酸を使い分けることで異なった反応が進行し、OTX-Gとneo-deBr-ATX-Bの骨格を合成できることを見出した。数工程を経て、それぞれ天然物への変換が可能だと考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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