研究領域 | 反応集積化が導く中分子戦略:高次生物機能分子の創製 |
研究課題/領域番号 |
18H04407
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
塚野 千尋 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70524255)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 合成化学 / 有機化学 / 生理活性 / 全合成 / 中分子 |
研究実績の概要 |
2019年度は、昨年度に確立した脂肪酸側鎖を有するリポヌクレオシド系天然物の右側フラグメントの大量合成法を基盤として、関連天然物中のピペリジン環形成のための基質合成を試みた。確立した合成法によるsyn-β-ヒドロキシアミノ酸誘導体の合成は、確実に目的物を調製できることが明らかになった。一方、続く誘導化と環化前駆体の合成では、アミノ糖を導入した後に、ハロゲン化ビニルユニットを導入する必要があるが、この部分が困難であった。 また、スファエリミシンAやリポシドマイシン類などのリポヌクレオシド系天然物の中には、糖の水酸基の一つにスルホン酸エステルを有するものもある。これら天然物の合成には選択的なスルホン化が必須である。そこで、糖ユニットへのスルホン酸の導入を単純な糖を用いて検討した。高い位置選択性を実現するために、有機触媒を用いて水素結合と立体的要因による反応制御を期待したが、シンプルな有機触媒では反応は上手くいかず、条件の精査が必要であることが明らかになった。 また、本年度は前年度(2018年度)までの本研究プロジェクトの結果をまとめて"Total Synthesis of Caprazamycin A: Practical and Scalable Synthesis of syn-β-Hydroxyamino Acids and Introduction of a Fatty Acid Side Chain to 1,4-Diazepanone"と題して、論文投稿し、J. Am. Chem. Soc. に掲載された(研究発表の雑誌論文参照)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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