研究領域 | 反応集積化が導く中分子戦略:高次生物機能分子の創製 |
研究課題/領域番号 |
18H04409
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
依光 英樹 京都大学, 理学研究科, 教授 (00372566)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | プメラー反応 / アニリン / 含窒素ヘテロ環 / ビアリール / マイクロフローリアクター / シグマトロピー転位 / Pummerer型反応 / ヘリセン |
研究実績の概要 |
フローリアクターを駆使しつつ、主に以下の成果を得た。 1)アルケニルスルホキシドの拡張プメラー反応を利用したアゾール類の合成 KDMとニトリルをトリフルオロメタンスルホン酸無水物存在下反応させることによって、Additiveプメラー反応と環化を経てチアゾールが得られることを見いだした。トリフルオロメタンスルホン酸無水物によって活性化され生じたスルホニウムに対して、ニトリルがリッター型のadditiveプメラー反応を起こし、対応するニトリリウム中間体が生じる。続く環化、脱プロトン化、硫黄上の脱メチル化を経てチアゾールが生成したと考えられる。この反応は、リッター型のadditiveプメラー反応の初めての例となる。また、水共存下で同様の反応を行うと、ニトリリウムカチオンに水が付加し、続いて環化が起こることでオキサゾリン中間体が生じ、チオールの脱離を伴う芳香族化を経てオキサゾールが生じることも見つけた。 2)アニリン類を求核剤とするプメラー型反応 アリールスルホキシドとアニリンの混合物に対し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物を作用させると対応するスルフィルイミンが生じた。ここにトリフルオロメタンスルホン酸をさらに加えたところ、高反応性のジカチオン性化学種が発生し、シグマトロピー転位によりo-アミノ-o-スルファニルビアリールが生成することを明らかにした。また、窒素上に電子求引性のスルホニル基を導入したスルホニルアニリンを用いた場合には、より反応性の低いトリフルオロ酢酸無水物で反応が進行することを明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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