研究領域 | 太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成 |
研究課題/領域番号 |
18H04435
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
古屋 正人 北海道大学, 理学研究院, 教授 (60313045)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 合成開口レーダー干渉法 / InSAR / 極端気象 / 集中豪雨 / 電離圏 |
研究実績の概要 |
【課題A】集中豪雨/雷雲へのInSAR Split-Spectrum-Method(SSM)の適用と位相モデルの検討 今年度はALOS2によるInSARで5つの豪雨事例に伴う水蒸気分布を捉えた:鹿児島県(2018年7月3日)、高知県(2018年8月15日)、兵庫県(2018年6月29日)、大阪府(2018年5月13日)、近畿地方での台風21号Jebi(2018年9月4日).鹿児島県、高知県のデータからは降雨レーダーの降水分布に対応した顕著な水蒸気分布の異常が見出された.Split-Spectrum-Method(SSM)を適用した結果もほぼ非分散性位相に起因しているが,前年度に報告した事例と同様,分散性成分の方にも豪雨発生域に異常位相が有意に残っており、降水粒子を検出している可能性がある. 【課題B】電離層擾乱へのInSAR SSM の適用 ALOS2のScanSARモード画像を用いて広域の電離層擾乱の検出を試みた.スポラディックE(Es)は日本域では夏の昼間の発生頻度が高く,ALOS2 ScanSARの撮像時刻がマッチせずInSARで検出できるには至らなかったが,伝搬性の電離層擾乱は明確に捉えられた. ALOS1データを用いて、新たに広島/岡山付近のEsイベント(2010年6月26日)を検出した.SSMを用いた電離層起源の分散性位相とそれ以外の非分散性位相に概ね分離できるが,分離前には異常が見られない箇所で分散性/非分散性位相のそれぞれに新たに異常が現れ、しかも分散性/非分散性位相で打ち消し合う結果が見られた.Es発生時以外では同様のシグナルが見られないこと、これまでのEs検出例でも同様の事例があることから,Es時に特有の「現象」である可能性がある.
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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