研究領域 | 分子夾雑の生命化学 |
研究課題/領域番号 |
18H04536
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山次 健三 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (30646807)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 触媒 / ヒストン / エピジェネティクス / アシル化 / リジン / 分子夾雑 / 細胞 / 細胞内反応 |
研究実績の概要 |
生命は生体分子と、分子夾雑下それらに介在する化学反応のネットワークから構成される。染色体タンパク質であるヒストンのリジン残基のアセチル化反応は重要な翻訳後修飾として生体内化学反応の代表であり、それによる遺伝子転写制御は重要な生体機能制御メカニズムである。生体はヒストンのアセチル化レベルをアセチル化および脱アセチル化を触媒する2つの酵素のバランスによって規定しており、酵素の不活性化によるヒストンアセチル化の減少は癌などの様々な疾患に、代謝経路を介したヒストンアセチル化およびアシル化の増加は疾患に対する抵抗性の獲得に、それぞれ関与することが示唆されている。従って、酵素が行うように、ヒストンアシル化を化学的に導入することが出来れば、新しい化学的な生体機能制御法・病態治療法になると期待されるが、現在そのような例は存在しない。これは、細胞内のような分子夾雑下において酵素非依存的に目的の化学反応を強力に進行させる化学が未熟であるからである。本研究では、生細胞内分子夾雑下で機能する人工化学触媒の論理的設計指針を見出すことによってヒストンのアシル化を酵素非依存的かつ強力に促進する人工化学触媒を開発し、それによる遺伝子転写を介した細胞機能制御という新機軸を世界に先駆けて確立することを目的とする。 前年度までに見いだした触媒設計指針に基づき、従来型の触媒DSHよりも活性の高い触媒を実際に見出すことに成功した。また、開発した触媒系による細胞内ヒストンアシル化を行い、導入したアシル基により生きている細胞内のエピジェネティクスを変化させることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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