研究領域 | 分子夾雑の生命化学 |
研究課題/領域番号 |
18H04546
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
築地 真也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40359659)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | オルガネラ / 生体膜 / 脂質 / 分子認識化学 / 細胞内オルガネラ |
研究実績の概要 |
本研究では、脂質夾雑集合体であるオルガネラ膜に焦点を当て、細胞内の特定のオルガネラ膜を認識して結合する合成分子(オルガネラ膜の分子認識化学)を創製することを目的とする。これにより、細胞内の「膜」ならびに「膜が関与する生命現象」を細胞夾雑下でin situ解析・制御するための革新的な基盤ツールを創出する。本年度は、下記の成果を達成した。 1)ゴルジ体イメージングプローブの開発。我々は前年度の検討において、ゴルジ体に高特異的に集積する人工モチーフを見出すことに成功している。本年度は、これにいくつかの蛍光色素を導入し、新規ゴルジ体蛍光プローブの創製に成功した。現在さらに、蛍光長波長化や超解像イメージングプローブへの応用を検討している。 2)細胞膜インナーリーフレット結合モチーフのペプチドキャリアとしての応用。前年度見出した細胞膜インナーリーフレット結合モチーフにペプチドリガンドを連結したところ、そのペプチドコンジュゲートが細胞膜を透過し、細胞膜インナーリーフレットに集積することが明らかとなった。この結果を受け、細胞膜インナーリーフレット結合モチーフを細胞内への汎用的なペプチド導入技術へと展開した。 3)オルガネラ膜結合分子のin vivo応用。我々が以前に開発したmDcTMPは、ゴルジ体と細胞膜に結合するリガンド化合物で、細胞内に発現させたeDHFR融合タンパク質の局在を制御することができる。この化合物を線虫に応用したところ、線虫の筋細胞に発現させたeDHFRの局在制御に利用できることが明らかとなった。この成果は、オルガネラ膜結合分子をin vivoへ展開するための重要な一歩である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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