研究領域 | 重力波物理学・天文学:創世記 |
研究課題/領域番号 |
18H04577
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河原 創 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90649758)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 時間周波数解析 / 重力波 / 超新星爆発 / 自己重力レンズ / 重力波解析 |
研究実績の概要 |
本研究では、超新星爆発の際に発生する重力波の時間周波数解析法を構築した。特にシミュレーションから得られる重力波波形に対し、Quadratic Time-Frequency Analysis (QTFA)、特にS-methodを適用した。QTFAはスペクトログラムよりも分解能が高いのが特徴である。その結果、従来見逃されていたモードと、従来は一つの準定常モードだと思われていたものが基音と倍音で構成されていることが分かった。さらにS-methodの偏光バージョンに拡張したものを提案し、適用することで、これらのモードの偏光状態も知ることができた。その結果、このような重力波を生成するメカニズムは従来、言われていたPMSの変形ではなく、コア振動であることが原因であることが分かった。このように超新星爆発の場合、たとえシミュレーションであっても、その重力波発生メカニズムを調べることは容易ではなく、今回、開発した手法が有効であることを示すことができた。また、重力波発生源としていまやメジャーとなったブラックホールバイナリのような系がどのような進化で形成されるのかはよくわかっていない。そこでケプラー衛星のデータ中からコンパクト星が引き起こす重力レンズ増光を検出する手法を開発し、実際に白色矮星による増光現象を詳しく解明した。これは今後、TESSデータ内にブラックホールのレンズ増光を発見するための前段階として有用である。これらの結果も、Masuda, Kawahara+2019としてAJとして出版された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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