研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
18H04601
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
室井 喜景 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (80552760)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | フェロモン / 攻撃行動 / 養育行動 / マウス / 母親 / 化学コミュニケーション / 養育 / 攻撃 / 母性行動 / 嗅覚 / 母子間の化学コミュニケーション |
研究実績の概要 |
仔育て中の母マウスを用いて養育行動や居住域への侵入者に対する攻撃行動の発現を制御する化学コミュニケーションに関する研究を行った。母マウスは自分の仔以外の幼若仔を養育する一方、ある日齢を過ぎた個体を攻撃するようになる。まず初めに行動が養育から攻撃に代わる幼若個体の日齢を特定した。この時期がおよそ離乳期に当たるため、離乳に伴う食の変化の影響を検討したが、食の変化は攻撃の誘導性に影響しなかった。次に性差や系統差を検討し、母マウスの攻撃を誘起する他個体の性質として、性差は関係せず系統差が影響することがわかった。母マウスの攻撃行動は鋤鼻器を除去することで消失することから、侵入者が発するフェロモンによって攻撃が誘起されると考えられる。そこで侵入者のどこからフェロモンが発せられるのか検討したところ、尾部周辺に由来することが分かった。 次に侵入者のフェロモンを受容した後に攻撃が誘起される母マウスの神経機構を解析した。まず背側縫線核に入力するグルタミン酸作動性神経に着目し、グルタミン酸シグナルが攻撃行動の発現に必要で、養育行動には抑制的に作用することがわかった。またそのグルタミン酸シグナルは内側前頭前皮質や外側手綱核に由来する可能性が示唆された。そこで内側前頭前皮質からの入力の関与を調べたところ、攻撃行動の発現に必要であることがわかった。 さらに背側縫線核における養育行動の制御機構を解析した。その結果、養育行動の発現に副腎皮質刺激ホルモン放出因子による制御が必要であることが明らかになった。また低エネルギー状態での養育行動の発現に背側縫線核のオキシトシンシグナルが必要であることがわかった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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