研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
18H04603
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 星薬科大学 (2019) 東北大学 (2018) |
研究代表者 |
叶 直樹 星薬科大学, 薬学部, 教授 (40317293)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ポリエンマクロラクタム / 抗真菌性物質 / 安定化誘導体 / 細胞膜脂質 / ラマンイメージング / 生細胞内挙動解析 / 抗真菌性ポリエンマクロラクタム / 光学異性体 |
研究実績の概要 |
本年度は第一に、昨年度合成した、heronamide C のC16-C17位部分飽和体の光安定性、立体構造、および生物活性の評価を行った。まず、この部分飽和体が、ラマンイメージングに耐える安定性を保持するか確認するため、ラマンイメージング測定用レーザー光に対する安定性を調べた。本実験には定性的な実験系を用いたが、部分飽和体は heronamide C に比べて高い安定性を保つことが示唆された。次に、部分飽和体と heronamide C のNMRデータおよびCDスペクトルの詳細な比較を行った。その結果、各プロトンの NMR シフトやカップリングパターン、およびCDスペクトルの形状には高い類似性が見られ、両者のコンフォメーションが同様であることが示唆された。一方、分裂酵母を用いた抗真菌作用を調べた結果、驚くべきことに、部分飽和体には heronamide C の抗真菌活性が完全に失われていることが判明した。この結果は大変意外ではあったが、heronamide C の抗真菌活性には heronamide C のC16-C17二重結合が必須であることを示す結果となった。考えられる可能性としては、C16-C17二重結合を起点とした、heronamide C の不安定性に関わる各種変換反応が活性に必須であるか、もしくは脂質分子との相互作用にC16-C17二重結合が必須であることが考えられる。 第二に、脂質分子と heronamide C の間にキラル相互作用があるかどうかを確認するために、昨年度から実施していた heronamide C 光学異性体の合成を完成させ、酵母細胞に対する抗真菌活性を評価した。その結果、光学異性体は、活性を保持しているが、その活性は heronamide C と比べて低下していることが分かった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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