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超高感度タンパク質-化合物アフィニティ検出技術を駆使した生物機能制御の実現

公募研究

研究領域化学コミュニケーションのフロンティア
研究課題/領域番号 18H04631
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
研究機関東京理科大学

研究代表者

諸橋 賢吾  東京理科大学, 理工学部応用生物科学科, 准教授 (60748937)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードシステム生物学 / ケミカルバイオロジー / 分子生物学
研究実績の概要

生物は自らを維持し環境に適応するため、低分子化合物を介した生体内外での情報コミュニケーションを行う。そのため、生物の生存や環境適応に関わる低分子化合物の生体内機能を解明するためには、低分子化合物と情報コミュニケーションをとるタンパク質がどのようなものか知る必要がある。しかしながら、生体内に膨大に存在する化合物の種類や量を鑑みると、低分子化合物と相互作用するタンパク質研究は未だ不十分と言わざるを得ない。我々のグループは、これまで一般的に利用されてきたファージディスプレイ法と次世代シーケンス技術と組み合わせた手法(PD-Seq法)を開発し、低分子化合物と結合するタンパク質探索に適用させることで、低分子化合物と結合するタンパク質の種類を大きく向上させることに成功してきた。これら独自技術を利用することで、低分子化合物と結合するタンパク質を網羅的に同定し、生体内での低分子化合物機能解明、特にフラボノイドに着目した研究を進めた。野菜や果物に多く含まれているフラボノイドは、がん予防医学において大いに期待されている化合物である。特に、フラボノイドの一種であるケンフェロールは、様々なシグナル伝達経路に関与して抗がん作用示すことが報告されている。本研究では、PD-Seq法を用いて、ケンフェロールとその配糖体であるアストラガリンに結合するペプチドの網羅的探索を行った。興味深いことにケンフェロールから回収されたアミノ酸配列が35種にすぎなかったのに対して、アストラガリンから回収されたアミノ酸配列は2,000種にも及んでいた。この結果は、配糖体に結合するアミノ酸の種類が多いことを示しており、フラボノイド、少なくともケンフェロールでは糖鎖付加などの修飾が化学コミュニケーションの鍵となる可能性を示している。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Comprehensive direct target identification of flavonoid by next-generation phage display screening2019

    • 著者名/発表者名
      Moeka Nishida, Koji Kuramochi, Kengo Morohashi
    • 学会等名
      The 1st International Symposium on Chemical Communication (ISCC2019)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-01-27  

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