研究領域 | 染色体オーケストレーションシステム |
研究課題/領域番号 |
18H04713
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小布施 力史 大阪大学, 理学研究科, 教授 (00273855)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | nuclear body / ヘテロクロマチン / 液相分離 / 非コードRNA / クロマチンボディー / HP1 |
研究実績の概要 |
AHDC1を細胞内で増量すると、ペリセントロメアヘテロクロマチンであるクロモセンターのまるい形がひも上になる。これまでの解析から、AHDC1が持つクロモセンターの変形活性にはAHDC1のHP1結合が必要であることがわかっている。興味深いことに、HP1と結合できないAHDC1(AHDC1ΔHP1)は核内でまるい構造体を形成した。このAHDC1ΔHP1が形成する構造体をlive cell imagingで観察して見ると、液相-液相分離の特徴の一つである構造体同士が融合する様子が見られた。また、液相-液相分離の阻害剤として知られている1,6-hexandiolを加えるとこの構造体が解消した。これらのことから、AHDC1の変形活性には自身が持つHP1結合に加えて、液相-液相分離する能力が必要であると考えられた。さらに、増量した時の表現型に加えて、減量した時の表現型を観察するために、AHDC1のノックアウト細胞をNIH3T3を用いて作成し表現型を調べたが、クロモセンターの形態に顕著な影響は見られなかった。しかしながら、DNA二重鎖損傷修復や増殖応答が脆弱になることから、AHDC1によるヘテロクロマチンの状態変化と、DNA修復や転写応答への関与が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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