研究領域 | 性スペクトラム - 連続する表現型としての雌雄 |
研究課題/領域番号 |
18H04878
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小林 悟 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 教授 (90225508)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | ショウジョウバエ / 始原生殖細胞 / 性染色体 / 性決定 / 生殖細胞系列 / 生殖系列 |
研究実績の概要 |
生殖細胞系列の性差が生み出される機構は、未だ十分な解明が成されていない。本研究は、生殖細胞系列の前駆細胞である始原生殖細胞の性決定機構をショウジョウバエを用いて明らかにすることを目的としている。始原生殖細胞は、2本の性染色体(X染色体)を有する場合(XX)には自律的にメス化し、1本のX染色体を持つ場合(XY)には、体細胞からのシグナルにより非自律的にオス化すると考えられてきた。さらに、始原生殖細胞では、解析の進んでいる体細胞とは全く異なる機構でメス化することも知られている。しかし、2本のX染色体を有する場合に始原生殖細胞がメス化する機構は明らかになっていない。最近、オスの体細胞においてX染色体上の遺伝子発現を倍加させ、メスの発現量と一致させる「遺伝子量補償」という現象が、オスの始原生殖細胞では欠如していることを初めて見出した。すなわち、始原生殖細胞において、X染色体上の遺伝子の発現量は、オスと比較してメスでは倍加している。このことから、始原生殖細胞の性は、X染色体上の遺伝子の発現量により決まるのではないかと考えるに至った。これまでの本研究において、遺伝子量補償が、オスの始原生殖細胞で欠如していることを確認することができた。また、オス始原生殖細胞においてX染色体上の遺伝子の発現量を人為的に倍加させることもできた。今後、このオス始原生殖細胞がメス化するのかという点について解析する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
30年度が最終年度であるため、記入しない。
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