研究領域 | 性スペクトラム - 連続する表現型としての雌雄 |
研究課題/領域番号 |
18H04890
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
菊水 健史 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90302596)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 性 / 超音波発声 / 社会環境 / テストステロン / マウス / 超音波音声 / 性的可塑性 / 内分泌 / 性スペクトラム / 偏桃体内側核 / TRH / 性差 / 超音波発生 / 神経内分泌 / 扁桃体 |
研究実績の概要 |
性の戦略は決して2極化だけが優位に働くわけではない。オスらしさを隠蔽し、オス同士の激しい競争から逃れつつ、繁殖の機会を狙うという戦略が魚類や鳥類で認められており、オスの多様な表現型、すなわち性スペクトルとして知られてきた。申請者は、前期公募研究において、オスマウスがメスに向けて発する超音波音声(ultrasonic vocalizations, USVs)には発声頻度や構造に幅広い多様性が存在し、オスの性スペクトラム表現型であることを見出した。このUSVsスペクトラムの形成は、性染色体に依存しないこと、周産期と発達期のテストステロンによる神経回路形成、特に主嗅球から扁桃体内側核前部に投与する回路が支配していること、成熟後でも社会的文脈によって、オスマウスがUSVsの構造を使い分けていることを明らかにした。その中で、母子間や社会的関係性によってUSVsがスペクトラム型を獲得する可能性、つまり「社会による性スペクトラムの獲得」を見出した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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