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繁殖機会の乏しい深海で進化した矮雄化を伴う環境性決定機構の解明

公募研究

研究領域性スペクトラム - 連続する表現型としての雌雄
研究課題/領域番号 18H04894
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

宮本 教生  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究プログラム), 研究員 (20612237)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
キーワード進化 / 性決定 / 深海 / 矮雄 / ホネクイハナムシ / 性的二型 / 変態 / dmrt
研究実績の概要

従来ホネクイハナムシの性は発生初期には決定しておらず,浮遊幼生が着底するタイミングで着底基質に依存して決定する環境性決定仮説が支持されてきた.一方で,昨年度のトランスクリプトーム解析の結果,性が着底前に決定している可能性が浮上した.本年度は昨年度の結果を踏まえ,ホネクイハナムシの性が性特異的な形態形成が開始する着底以前に決定している可能性についてさらに検証を進めた.具体的には,産卵直後の1細胞期から幼生期を経て性特異的な形態形成が開始する変態直後までの個体を用いて,トランスクリプトーム解析よりも細かな発生段階のステージングを行い,また各発生段階において多数の個体を用いて様々な遺伝子の発現量の変化を定量PCRにより解析した.解析にはトランスクリプトーム解析の結果着底後の雌雄で発現量に差があった遺伝子やdmrt遺伝子などの他の生物において性決定に関連していることが報告されている遺伝子を用いた.遺伝子発現解析の結果,初期発生の段階で,すでに性決定や性特異的に機能することが予想される遺伝子の発現に個体間で差異があることが明らかとなった.この結果は,発生初期に性が決定していることを示唆している.今後は個体によって発現パターンの異なる遺伝子が,雌雄の分化に関与しているのか,遺伝子の機能解析を通して明らかとしていく予定である.またゲノム解読や多型解析などを行い,ゲノムレベルで性が決定しているのかどうかを検証する.

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Complete Genome Sequence of a Novel RNA Virus Identified from a Deep-Sea Animal, <i>Osedax japonicus</i>2018

    • 著者名/発表者名
      Urayama S, Takaki Y, Nunoura T, Miyamoto N
    • 雑誌名

      Microbes and environments

      巻: 33 号: 4 ページ: 446-449

    • DOI

      10.1264/jsme2.ME18089

    • NAID

      130007553562

    • ISSN
      1342-6311, 1347-4405
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 深海底で命を紡いでいくために2019

    • 著者名/発表者名
      宮本教生
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-01-27  

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