研究領域 | 非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解 |
研究課題/領域番号 |
18H04950
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
佐藤 直行 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (70312668)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 脳神経科学 / 非侵襲的脳活動計測 / 情報システム / ニューラルネットワーク / 脳活動計測 / 脳・神経 / 神経科学 / 認知科学 / 数理工学 / 農神経疾患 |
研究実績の概要 |
本研究課題は,先の新学術研究・公募班(H28-29,代表者)の成果として得た脳波コヒーレンス情報回路解析手法を基盤として,神経表象の局所変換に関する新しい解析手法を構築することが目的である.平成31年度は、解析手法をより低い計算負荷で実装する方法を確立した。令和元年度は、呼称課題における皮質脳波データを提案手法で解析した際に得られる結果について、その生理学的な妥当性を検討した。ただし、シミュレーション結果によれば、分散表現との関連はコヒーレンス(コラム単位)で生じるが、一方、皮質脳波ではむしろクロススペクトルパワで強いことが明らかになったため、以降の解析は主にクロススペクトルパワについて行った。結果として、刺激提示後の0.2-0.8秒、ガンマ帯域、後部紡錘状回関連の回路が、0.4-1.0 秒、ベータ帯域、下前頭回・前部紡錘状回・後部中側頭回を含む大域回路が、さらに、発話直前の-0.6~0秒、シータ帯域、後部中側頭回・縁上回を含む大域回路で、分散表現とクロススペクトルパワが関連することが示された。中でも、刺激提示後0.4-1.0秒のベータ帯域の回路が高次の言語分散表現と関連していた。これらの結果は、時間帯、部位ともに従来知見と合致しており、提案手法が妥当であることを支持する。一方、本研究課題の目的に掲げた複数モダリティの関連性の評価については、本提案手法をそのまま応用できることが期待されるものの、安定性の高い結果を得るには至っておらず、今後の継続的な評価・解析を要する。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|