公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
1. 培養細胞への遺伝子導入を用いたin vitroスクリーニングと分子機序の解明昨年度に引き続き、マウス横紋筋由来筋芽細胞株であるC2C12細胞を用いて、筋萎縮に対する影響を定量的に評価した。網羅的解析によって抽出した候補遺伝子をアデノウイルスベクターを用いて遺伝子導入することにより、筋線維径への影響をスクリーニングした。さらに、詳細な分子メカニズムを探るため、siRNAを用いてC2C12において当該遺伝子をノックダウンし、既知の各種筋萎縮誘発剤に耐性を持つか検討することにより、当該遺伝子が関与する筋萎縮の分子機序を明らかにした。過剰発現細胞およびノックダウン細胞を用いて既知の筋萎縮シグナル伝達経路への影響や新規筋萎縮シグナル伝達経路の解明を目的に、分子生物学的アプローチで解析を行なった。その結果、筋萎縮を誘導すると考えられる新たな候補遺伝子を2つ同定した。そのうちの一つはフォスファターゼと考えられたが、酵素活性部位に変異を導入しても萎縮を誘導したため、フォスファターゼ活性は必要無いものと考えられた。2. 遺伝子改変マウスの作製と個体レベルでの候補遺伝子のin vivo機能解析アデノウイルスベクターをマウス新生児の前脛骨筋に導入することにより、遺伝子過剰発現による表現型を解析した。また昨年度までの解析で、筋萎縮を誘導する候補遺伝子を4遺伝子同定し、それらの遺伝子について、CRISPR/Cas9を用いて遺伝子欠損マウスを作製した。それらの遺伝子欠損マウスの全身の表現型および骨格筋における表現型の解析を行った。候補遺伝子でファミリーを形成しているものについては、骨格筋での重複した発現が確認できたため、多重変異マウスの作製を行い、表現型の解析を行った。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 備考 (2件)
Scientific Reports
巻: 9 号: 1 ページ: 444-444
10.1038/s41598-019-44067-9
120007133360
巻: 9 号: 1 ページ: 19866-19866
10.1038/s41598-019-56432-9
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International Journal of Molecular Sciences
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Biochemical and Biophysical Research Communications
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http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/anatomy/embryology/index.html