研究領域 | 多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出 |
研究課題/領域番号 |
18H05003
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
渡辺 義浩 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80456160)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース・インタラクション / プロジェクタ / ディスプレイ / センシングデバイス・システム / コンピュータグラフィクス |
研究実績の概要 |
本年度は、前年度に開発した基本システムを拡張した。まず、前年度は提示形状が平面に限られていたため、任意の立体形状を提示できるようにシステムを拡張した。さらに、複数の実素材を提示できるようにスクリーンを拡張した。そのうえで、複数の実素材を用いた立体形状の提示を実現した。 次に、前年度に開発システムでは、プロジェクタのフレームレートが十分に高速でなかったため、提示像の3次元形状の解像度の上限値が低かった。そのため、本来の形状が十分に再現できていない場合があった。また、実素材を用いる同システムでは、実素材が持つテクスチャを適切に再現するために、提示像の解像度を上げ過ぎない方がよいと判断できる場合があった。例えば、毛糸などのように、テクスチャの特徴が比較的大きな範囲に現れる実素材は、解像度の向上により、毛糸の特徴が失われてしまう傾向が見られた。一方、ナイロンなどのように、テクスチャの特徴が小さな範囲に収まる実素材は、呈示像の解像度がテクスチャの再現に与える影響が小さい。よって、3次元形状を正確に再現するため、解像度を十分に上げる方が望ましい。このように、同システムは使用する実素材によって、再現に適切な解像度が異なっていると考えられる。 そこで、まずバイナリ階調での、最大約22,700[fps] の投影により、前年度より最大約8倍の解像度での呈示を可能にするシステムを構築した。さらに、実素材ごとに異なる解像度での提示を可能にするシステムを開発した。以上のシステムによって、提示品質が向上することを確認した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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