研究領域 | 多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出 |
研究課題/領域番号 |
18H05010
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 (2019) 香川大学 (2018) |
研究代表者 |
石塚 裕己 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (40784418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 触覚 / 力覚 / 触角ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 有限要素法解析 / コンピュータグラフィックス / 触覚ディスプレイ / 静電刺激 / 電気刺激 / 神経モデリング / 神経モデル / 触感 / 静電触覚ディスプレイ / 電気触覚ディスプレイ |
研究実績の概要 |
本研究では摩擦を提示する静電気刺激と振動や力を提示する電気刺激を併用することで,複合触感を提示可能な触覚ディスプレイの開発を行った.電気刺激用の電極と静電気刺激用の電極を設計し,微細加工技術によって一つの基板上に集積した.その触覚ディスプレイを用いて静電気刺激と電気刺激を知覚し始める際の電圧値と電流値を実験から明らかにした.そして,これらの刺激を同時に被験者に提示してその際に両方の刺激を知覚可能かを確認した.また,より装着性を高めたデバイスとして印刷技術によって同様の構成の触覚ディスプレイについても評価を行っており,粗さ感をよりリアルに再現できることを確認している.皮膚変形を観察するためのコンピュータシミュレーションについても取り組んでおり,指断面の寸法や材質を忠実に再現した有限要素法解析のモデルを構築して,変形挙動を確認した後に,複数の神経のモデルに基づいてその応答の再現を試みた. その他,領域のトピックである質感に関する研究としては,食材の切断時に包丁を通じて知覚する感覚を振動・力計測と感応評価を組み合わせることで解明を試みたことが挙げられる.切断時に知覚する感覚は「切りやすさ」「弾性」「密度」の因子に分類することができ,それらの因子と切断時の力と加速度には相関性があることが確認できた.また,実際の物理モデルに基づいた写実性の高いコンピュータグラフィックスの生成手法に関する研究に取り組んだ.化学反応を組み込んだ燃焼のモデルを構築し,比較実験によって実際の火に近いCGを生成できることを確認した.
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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