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海馬から歯状回へのリバース伝播にみる情報連関とその動態

公募研究

研究領域脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理
研究課題/領域番号 18H05114
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

池谷 裕二  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード海馬 / 歯状回 / リップル波
研究実績の概要

海馬体は記憶や学習を司る脳部位であり、主にCA1野やCA3野などの海馬、および歯状回などから構成され、まず歯状回において情報の処理が行われる。歯状回では、少数の顆粒細胞に分散化された発火によって情報が符号化される、いわゆるスパースコーディングが生じている。スパースコーディングは、情報の微妙な差異を細分化するパターン分離とよばれる重要な脳機能の神経基盤となっていることが示唆されている。私たちはこれまでに、記憶情報を有するsharp wave / ripple(SW)という脳波がCA3野から歯状回に伝達される現象(リバース伝播)を着目し、in vitro標本を用いて、CA3野で発生するSWの活動を苔状細胞が閾値下膜電位レベルで反映することを発見した。このデータを元に「SWによってリバースに伝播する情報は苔状細胞に収束し、苔状細胞の神経活動は顆粒細胞へ分散して出力することで、顆粒細胞のスパースな発火を促す」と考えた。この仮説を検証するために、CA3野から局所場電位記録と、in vitroパッチクランプ記録法を用いて3つの苔状細胞の膜電位を同時に記録した。クラスタリングと情報理論を組み合わせた解析結果から、実際、SWの活動によって苔状細胞の膜電位変化を予測できることを明らかにした。すなわち、苔状細胞の特定の膜電位の組み合わせにSWの活動が符号化されていると考えられる。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Neuronal activity backpropagating in dentate circuits2018

    • 著者名/発表者名
      Ouchi, A., Ikegaya, Y
    • 学会等名
      Joint symposium of 10th Optogenetic Research Conference and Second International Symposium on Brain Information Dynamics 2018
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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