研究領域 | 光合成分子機構の学理解明と時空間制御による革新的光ー物質変換系の創製 |
研究課題/領域番号 |
18H05157
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
八井 崇 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (80505248)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 近接場光 / 二酸化炭素還元 / 光学禁制遷移 |
研究実績の概要 |
提案者は、近接場光の空間的に非一様な光の場(非一様光場)の特長を活かすことで、従前の光応答では不可能であった新奇かつ有用な光励起が可能であることを実証してきた。従前の光化学反応において、光は空間的に一様な光の場として捉えられおり、この光化学反応に対して、非一様光場を反応過程に用いることが出来れば、従来とは本質的に異なる新奇光機能化学反応の創生が期待できる。本研究では、この非一様光場による光励起技術を用いることで二酸化炭素還元効率の大幅な向上実現を目的とする。非一様光場が誘起されることにより、光学禁制である分子の中間準位である分子振動準位の励起が可能となるため、分子の吸収端エネルギーよりも低エネルギーの光子によって光励起が可能となる。 本構想を実現するために、昨年度までに近接場発生光源として、アルミナ粒子表面に金ナノ構造(直径1nm)を固定し、さらにこの構造に二酸化炭素還元材料としてレニウム錯体の固定を行い、これによる二酸化炭素還元効率の向上を確認した。 今年度は、吸着させる金ナノ微粒子の粒径および濃度を制御することで、粒径による変化を確認した。いずれの粒径においても、レニウム錯体中のMLCTに起因する吸収ピークの増大を確認した。この結果をもとに、MLCTに起因する吸収ピークに相当する波長405nmの光を用いて、二酸化炭素還元実験を行った。その結果、粒径が大きくなるにつれて、一酸化炭素の生成効率が向上すること、つまり二酸化炭素還元効率の向上を確認することに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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