研究領域 | グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立 |
研究課題/領域番号 |
19H04511
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
清野 薫子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (10508336)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 地域ケアシステム / 非感染性疾患 / グローバル関係学 / 非感染症対策 / グローバルネットワーク / グローバル パートナーシップ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究計画は、5つの部分から構成される。 (1) ヘルスケア・サービスの国際移動に関連する基盤分析,(2) ヘルスケア・サービス国際移動の動向調査,(3) NCD ケア実態調査,(4) ステイクホルダー分析,(5) NCD ケアの整備につながるグローバル・パートナーシップ構成要素の検証 (1),(2)は、非感染症(NCD)東アフリカ地域(EAC)のうち、南スーダンをのぞく5か国について、省庁統計、公表資料等から収集した資料をもとに分析を行い、(3),(4)はタンザニアを調査地として実施する。
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研究実績の概要 |
タンザニア共和国ドドマ州3地域の糖尿病、高血圧の患者と地域ヘルスボランティアを対象に、疾病管理の状態、疾病管理の知識と技能、地域NCD包括ケアプログラムの受容について聞き取り調査を実施した。また、近年の東アフリカ地域のヘルスケアに関わるグローバルパートナーシップ形成の事例分析を行うともに、世界保健機関(WHO)、慢性疾患国際アライアンス(GACD)を通じて、NCDケアの整備につながるパートナーシップ構成要素を検証した。 糖尿病、高血圧の疾患管理における障壁として、生活上の様々な要因による治療の中断、長期的な疾患管理への前向きなメッセージの欠如が報告された。 一方、糖尿病、高血圧の疾患管理を支える要因として、患者自身の疾病管理への積極的な態度と対処スキル、家族からのサポート、 患者と医療専門職との良好なコミュニケーション、地域ヘルスボランティアとの信頼関係が示された。保健医療システムへの過重負荷がみられる地域の疾病管理の最適化において、患者・患者家族・医療専門職・地域ボランティアとの信頼関係を強化するサポートシステム強化の必要性が示唆された。 NCDケアに関するグローバルパートナーシップの事例分析、国際機関の聞き取り調査から、 NCDケアサービスにかかる国を超えた個人-グローバルの動きを構成する要素として、新規性、共通理念、共有体験があげられ、促進・阻害要因として、市場、ビジネス支援環境、法規、スケールアップ、コーディネート(ステークホルダー間の利害関係)が抽出された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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