中性子を用いた複合アニオン化合物の構造同定と物性解明

• 研究領域: 複合アニオン化合物の創製と新機能
• 研究課題/領域番号: 19H04683
• 研究種目: 新学術領域研究(研究領域提案型)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 理工系
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 南部 雄亮 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (60579803)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2021-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2020年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 物性実験 / 中性子散乱 / 複合アニオン / 構造解析

研究開始時の研究の概要

本研究の研究計画は以下の二つの柱からなる。
【新奇複合アニオン化合物の構造同定】では（1）（i）SrV(O,N)3の結晶・磁気構造同定（A02計画・山本氏との共同研究）、（ii）LaMnPO1-xHxの構造同定（A03計画・松石氏）、（2）MnA2Te4（A = Bi, Sb）の複合アニオン化による磁性変化の解明（A01計画・陰山氏）を行う。
【複合アニオン化合物の物性解明】では（3）Pb3Fe2O5F2の磁気励起解明とスピンフロップ現象を利用した新しいスピントロニクスデバイスの実現（A01公募・岡氏）と、（4）BaFe2(S,O)3の磁性と超伝導の関係解明（A03公募・青山氏）を目指す。

研究実績の概要

(1) 結晶構造の量子臨界現象から注目されるBa1-xSrxAl2O4について、比熱、熱伝導、中性子散乱によるフォノン測定から低エネルギー励起を調べた。母物質の強誘電体BaAl2O4は結晶性の高い物質であり、第一原理計算ともよく整合するフォノン励起を示し、van Hove特異点を示すことがわかった。Srを置換していくことで結晶性物質からアモルファスに変化し、そのフォノンはboson peakを示唆するグラス的な振る舞いを示すことが分かった。本物質は結晶性とアモルファスを濃度によって制御できる初の確認例である。成果は現在論文査読中である。
(2) ペロブスカイト型構造を持つPb3Fe2O5F2において、磁性の複合アニオン化による影響について調べた。群論を用いた磁気構造解析から、高温相で面内方向を向く磁気モーメントは構造相転移を経た低温相では面直に変化することを突き止めた。第一原理計算の結果と合わせて、複合アニオン化によって結晶場が変化し、結晶場準位の軌道自由度でモーメントの向きを説明することができた。成果は現在論文投稿準備中である。
(3) 鉄系梯子型物質BaFe2Se3、BaFe2S3を混晶化することで複合アニオン化を行った。X線回折、電気抵抗、光学伝導度測定、粉末中性子回折によりBaFe2(S1-xSex)3の温度・濃度相図を決定した。x = 0.23付近で磁気構造の相境界が存在すること、鉄系化合物で重要な軌道自由度がこの物質群にも寄与していることを明らかにした。成果はPhys. Rev. Bに出版された。
(4) 既知物質で最長のCo-O結合長を持つBa2CoO2Ag2Te2を高圧合成により新たに合成した。磁気構造により同定したモーメントサイズをCo-O結合長による結晶場変化によって理解できた。成果はInorg. Chem.に出版された。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

研究成果

• [国際共同研究] NIST/Johns Hopkins University/Oak Ridge National Laboratory(米国)
• [国際共同研究] Institut Laue-Langevin(フランス)
• [国際共同研究] ANSTO(オーストラリア)
• [国際共同研究] Technical University of Munich(ドイツ)
• [国際共同研究] Oak Ridge National Laboratory/NIST Center for Neutron Research(米国)
• [国際共同研究] ANSTO(オーストラリア)
• [国際共同研究] Institut Laue-Langevin(フランス)
• [雑誌論文] 東北大学金属材料研究所装置群HERMES, AKANE, TOPANの紹介 (2021)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮、池田陽一、大河原学、谷口貴紀、藤田全基
  • 雑誌名: 波紋 巻: 31 ページ: 28-30
  • 査読あり
• [雑誌論文] Metallic ground states of undoped Ti2O3 films induced by elongated c-axis lattice constant (2020)
  • 著者名/発表者名: Yoshimatsu K.、Hasegawa N.、Nambu Y.、Ishii Y.、Wakabayashi Y.、Kumigashira H.
  • 雑誌名: Scientific Reports 巻: 10 号: 1 ページ: 22109-22109
  • DOI: 10.1038/s41598-020-79182-5
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Dichotomy Between Orbital and Magnetic Nematic Instabilities in BaFe2S3 (2020)
  • 著者名/発表者名: S. Hosoi, T. Aoyama, K. Ishida, Y. Mizukami, K. Hashizume, S. Imaizumi, Y. Imai, K. Ohgushi, Y. Nambu, M. Kimata, S. Kimura, and T. Shibauchi
  • 雑誌名: Phys. Rev. Res. 巻: 2 号: 4 ページ: 043293-043293
  • DOI: 10.1103/physrevresearch.2.043293
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Competing spin modulations in the magnetically frustrated semimetal EuCuSb (2020)
  • 著者名/発表者名: Takahashi Hidefumi、Aono Kai、Nambu Yusuke、Kiyanagi Ryoji、Nomoto Takuya、Sakano Masato、Ishizaka Kyoko、Arita Ryotaro、Ishiwata Shintaro
  • 雑誌名: Physical Review B 巻: 102 号: 17 ページ: 174425-174425
  • DOI: 10.1103/physrevb.102.174425
  • 査読あり
• [雑誌論文] Impact of the Lattice on Magnetic Properties and Possible Spin Nematicity in the S = 1 Triangular Antiferromagnet NiGa2S4 (2020)
  • 著者名/発表者名: M.E. Valentine, T. Higo, Y. Nambu, D. Chaudhuri, J. Wen, C. Broholm, S. Nakatsuji, and N. Drichko
  • 雑誌名: Physical Review Letters 巻: 125 号: 19
  • DOI: 10.1103/physrevlett.125.197201
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Observation of Magnon Polarization (2020)
  • 著者名/発表者名: Y. Nambu, J. Barker, Y. Okino, T. Kikkawa, Y. Shiomi, M. Enderle, T. Weber, B. Winn, M. Graves-Brook, J. Tranquada, T. Ziman, M. Fujita, G.E.W. Bauer, E. Saitoh, and K. Kakurai
  • 雑誌名: Physical Review Letters 巻: 125 号: 2 ページ: 27201-27201
  • DOI: 10.1103/physrevlett.125.027201
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Structural, electrical, magnetic, and optical properties of iron-based ladder compounds BaFe2(S1?xSex)3 (2020)
  • 著者名/発表者名: Imaizumi Satoshi、Aoyama Takuya、Kimura Ryota、Sasaki Koya、Nambu Yusuke、Avdeev Maxim、Hirata Yasuyuki、Ikemoto Yuka、Moriwaki Taro、Imai Yoshinori、Ohgushi Kenya
  • 雑誌名: Physical Review B 巻: 102 号: 3 ページ: 035104-035104
  • DOI: 10.1103/physrevb.102.035104
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] POLANO: Wide angle spin analysis using polarising supermirrors m = 5.5 (2020)
  • 著者名/発表者名: M. Schneider, C. Schanzer, P. Boni, U. Filges, M. Fujita, Y. Nambu, M. Ohkawara, T. Yokoo, S. Itoh
  • 雑誌名: Nucl. Instr. Meth. Phys. Res. A 巻: 976 ページ: 164272-164272
  • DOI: 10.1016/j.nima.2020.164272
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] High-pressure Synthesis of Ba2CoO2Ag2Te2 with Extended CoO2 Planes (2020)
  • 著者名/発表者名: Y. Matsumoto, Y. Nambu, T. Honda, K. Ikeda, T. Otomo, H. Kageyama
  • 雑誌名: Inorganic Chemistry 巻: 59 号: 12 ページ: 8121-8126
  • DOI: 10.1021/acs.inorgchem.0c00429
  • 査読あり
• [雑誌論文] 電流下における磁気スキルミオン格子の塑性変形 (2019)
  • 著者名/発表者名: 奥山大輔、東大樹、南部雄亮、佐藤卓
  • 雑誌名: 波紋 巻: 29 ページ: 171-175
  • NAID: 130007949162
  • 査読あり
• [雑誌論文] Realization of interlayer ferromagnetic interaction in MnSb2Te4 toward the magnetic Weyl semimetal state (2019)
  • 著者名/発表者名: Taito Murakami, Yusuke Nambu, Takashi Koretsune, Gu Xiangyu, Takafumi Yamamoto, Craig M. Brown, and Hiroshi Kageyama
  • 雑誌名: Phys. Rev. B. 巻: 100 号: 19 ページ: 195103-195103
  • DOI: 10.1103/physrevb.100.195103
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] A Semimetallic State in La3Ir3O11 with the KSbO3 Structure (2019)
  • 著者名/発表者名: Aoyama Takuya、Emi Kazutoshi、Tabata Chihiro、Nambu Yusuke、Nakao Hironori、Yamauchi Touru、Ohgushi Kenya
  • 雑誌名: Journal of the Physical Society of Japan 巻: 88 号: 9 ページ: 093706-093706
  • DOI: 10.7566/jpsj.88.093706
  • NAID: 40022008722
  • 査読あり
• [雑誌論文] Deformation of the moving magnetic skyrmion lattice in MnSi under electric current flow (2019)
  • 著者名/発表者名: D. Okuyama, M. Bleuel, J.S. White, Q. Ye, J. Krzywon, G. Nagy, Z.Q. Im, I. Zivkovic, M. Bartkowiak, H.M. Ronnow, S. Hoshino, J. Iwasaki, N. Nagaosa, A. Kikkawa, Y. Taguchi, Y. Tokura, D. Higashi, J.D. Reim, Y. Nambu, T.J. Sato
  • 雑誌名: Communications Physics 巻: 2 号: 1 ページ: 79-79
  • DOI: 10.1038/s42005-019-0175-z
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Polar state induced by block-type lattice distortions in BaFe2Se3 with quasi-one-dimensional ladder structure (2019)
  • 著者名/発表者名: Takuya Aoyama, Satoshi Imaizumi, Takuya Togashi, Yoshifumi Sato, Kazuki Hashizume, Yusuke Nambu, Yasuyuki Hirata, Masakazu Matsubara, and Kenya Ohgushi
  • 雑誌名: Phys. Rev. B 巻: 99 号: 24 ページ: 241109-241109
  • DOI: 10.1103/physrevb.99.241109
  • 査読あり
• [雑誌論文] Magnetic structure and high-field magnetization of the distorted kagome lattice antiferromagnet Cs2Cu3SnF12 (2019)
  • 著者名/発表者名: Matan K.、Ono T.、Gitgeatpong G.、de Roos K.、Miao P.、Torii S.、Kamiyama T.、Miyata A.、Matsuo A.、Kindo K.、Takeyama S.、Nambu Y.、Piyawongwatthana P.、Sato T. J.、Tanaka H.
  • 雑誌名: Physical Review B 巻: 99 号: 22
  • DOI: 10.1103/physrevb.99.224404
  • 査読あり / 国際共著
• [学会発表] 金属伝導を示すTi2O3 薄膜 (2021)
  • 著者名/発表者名: 吉松公平, 長谷川直人, 南部雄亮, 石井祐太, 若林裕助, 組頭広志
  • 学会等名: 第68回応用物理学会春季学術講演会
• [学会発表] はじめに (2021)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本物理学会第76回年次大会
  • 招待講演
• [学会発表] 重い電子化合物YbCu4Auの単結晶育成とその基礎物性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 谷口貴紀, 大里耕太郎, 池田陽一, 南部雄亮, 馬翰明, 郷地順, 上床美也, 藤田全基
  • 学会等名: 日本物理学会第76回年次大会
• [学会発表] 磁性半金属EuCuSbにおけるフラストレーションに起因した特異な磁気基底状態の解明 (2021)
  • 著者名/発表者名: 高橋英史, 青野快, 南部雄亮, 鬼柳亮嗣, 野本拓也, 坂野昌人, 石坂香子, 有田亮太郎, 石渡晋太郎
  • 学会等名: 日本物理学会第76回年次大会
• [学会発表] 偏極中性子散乱装置POLANOによる交差相関物理の解明 (2021)
  • 著者名/発表者名: 横尾哲也, 金子直勝, 伊藤晋一, 林浩平, 猪野隆, 齋藤開, 林田洋寿, 藤田全基, 大河原学, 池田陽一, 南部雄亮, 谷口貴紀, 奥隆之, 大山研司, 小野寛太, 羽合孝文
  • 学会等名: 2020年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] Vortex-induced phase transition in the two-dimensional triangular antiferromagnet: FeGa2S4 (2021)
  • 著者名/発表者名: Y. Tang, M. Kawamata, Y. Kawamoto, K. Nakajima, M. Fujita, Y. Nambu
  • 学会等名: 2020年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] 中性子非弾性散乱によるTb3Fe5O12の磁気励起測定とマグノン極性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 蒲沢和也, 池内和彦, 吉川貴史, 齊藤英治, 藤田全基, 加倉井和久, 南部雄亮
  • 学会等名: 2020年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] Y3Fe5O12の八面体サイトおよび四面体サイトを占有するFe3+の少数スピンの電子密度分布 (2021)
  • 著者名/発表者名: 坂倉輝俊, 山本孟, 岸本俊二, 南部雄亮, 木村宏之
  • 学会等名: 2020年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] Study on the spin current mechanism in Tb3Fe5O12 turough a measurement of magnetic excitations (2021)
  • 著者名/発表者名: Y. Kawamoto, K. Ikeuchi, K. Kamazawa, T. Kikkawa, E. Saitoh, M. Fujita, K. Kakurai, Y. Nambu
  • 学会等名: The 62nd REIMEI Workshop “New excitations for spintronics seen with quantum beams”
  • 国際学会
• [学会発表] Observation of magnon polarization through neutron scattering (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本磁気学会第44回学術講演会
  • 招待講演
• [学会発表] JRR-3 再稼働後に金研装置群を使ってできること ー結晶・磁気構造解析と偏極中性子散乱を中心に (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 第139回金研講演会
• [学会発表] 磁性研究の観点からのスピンエコー分光器への期待 (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: KEK S1 型課題研究会2019S07 「中性子共鳴スピンエコー分光器群(VIN ROSE) によるスローダイナミクス研究」
  • 招待講演
• [学会発表] 偏極中性子によるスピン流伝搬機構の直接検出 (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本中性子科学会第20回年会
  • 招待講演
• [学会発表] JRR-3における大学管理中性子ビーム実験装置の現状 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大河原学, 浅見俊夫, 杉浦良介, 川名大地, 篠崎知子, 南部雄亮, 池田陽一, 藤田全基, 益田隆嗣, 中島多朗, 山室修, 坂田茉美, 加藤友章
  • 学会等名: 日本中性子科学会第20回年会
• [学会発表] フェリ磁性絶縁体Tb3Fe5O12の磁気励起とマグノン極性 (2020)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 池内和彦, 蒲沢和也, 吉川貴史, 齊藤英治, 藤田全基, 加倉井和久, 南部雄亮
  • 学会等名: 日本中性子科学会第20回年会
• [学会発表] Vortex-induced phase transition on the two-dimensional antiferromagnet FeGa2S4 (2020)
  • 著者名/発表者名: Tang Yifei, 川本陽, 川又雅広, 中島健次, 藤田全基, 南部雄亮
  • 学会等名: 日本中性子科学会第20回年会
• [学会発表] 偏極中性子でスピンの歳差運動を視る (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: みちのく磁性談話会
  • 招待講演
• [学会発表] 東北大学装置群を用いた結晶・磁気構造同定と偏極中性子散乱の今後 (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本物理学会2020年秋季大会
  • 招待講演
• [学会発表] フェリ磁性絶縁体Tb3Fe5O12におけるマグノン極性 (2020)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 吉川貴史, 齊藤英治, 藤田全基, 加倉井和久, 南部雄亮
  • 学会等名: 日本物理学会2020年秋季大会
• [学会発表] 磁気HOMO-LUMO相互作用の変化に由来するPb3Fe2O5F2 のスピン再配向メカニズム (2020)
  • 著者名/発表者名: 岡研吾, 林直顕, 草野圭弘, 越智正之, 黒木和彦, 青山拓也, 大石克嘉, 高野幹夫, 石井悠衣, 森茂夫, 陰山洋, 南部雄亮
  • 学会等名: 日本セラミックス協会第33回秋季シンポジウム
• [学会発表] JRR-3東北大装置群を用いた構造解析と偏極中性子散乱 (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 物性研短期研究会「中性子散乱研究の現状とJRR-3 再稼働後の展望」
• [学会発表] スピントロニクス基盤物質の複合アニオン化に向けて (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 第二回複合アニオンウェブセミナー
  • 招待講演
• [学会発表] Inelastic Neutron Scattering Spectrometers in JRR-3 (2020)
  • 著者名/発表者名: T. Masuda, T. Nakajima, T.J. Sato, Y. Nambu, M. Fujita, K. Ohoyama, O. Yamamuro, T. Osakabe, K. Kaneko, H. Yamauchi, M. Takeda
  • 学会等名: QENS/WINS 2020
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 三角格子磁性体NiGa2S4の強磁場多周波ESR の温度依存性 (2020)
  • 著者名/発表者名: 鳴海康雄, 赤木暢, 南部雄亮, 萩原政幸
  • 学会等名: 日本物理学会第75回年次大会
• [学会発表] はじめに (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本物理学会第75回年次大会
  • 招待講演
• [学会発表] 重い電子化合物YbCu4T (T = Ni, Au)の単結晶育成と基礎物性に関する研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 谷口貴紀, 池田陽一, 南部雄亮, 藤田全基, 草ノ瀬優香, 山本理香子, 志村恭通, 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会第75回年次大会
• [学会発表] 東北大装置群を用いた再稼働後の構造同定と偏極実験: フラストレーション系とスピントロニクス物質を例として (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 日本物理学会第75回年次大会
  • 招待講演
• [学会発表] Crystal field excitations of Tb3Ga5O12 in a magnetic field (2020)
  • 著者名/発表者名: M. Mori, M. Fujita, Y. Nambu, S. Kawamura, M. Kofu, K. Nakajima, C. Urlich, O.P. Sushkov
  • 学会等名: The 60th REIMEI International Workshop “New excitations for spintronics seen with quantum beams”
  • 国際学会
• [学会発表] Temperature dependent magnetic excitations in Tb3Fe5O12 through inelastic neutron scattering (2020)
  • 著者名/発表者名: Y. Kawamoto, K. Ikeuchi, K. Kamazawa, T. Kikkawa, E. Saitoh, M. Fujita, K. Kakurai, Y. Nambu
  • 学会等名: The 60th REIMEI International Workshop “New excitations for spintronics seen with quantum beams”
  • 国際学会
• [学会発表] Possible Vector Chiral Vortex in the Two-Dimensional Triangular Antiferromagnet: FeGa2S4 (2020)
  • 著者名/発表者名: Y. Tang, Y. Kawamoto, M. Fujita, Y. Nambu
  • 学会等名: Student Organized Seminar 2020 ~for the latest topics of Spintronics~
  • 国際学会
• [学会発表] Magnon polarization observation through neutron scattering (2020)
  • 著者名/発表者名: Y. Nambu
  • 学会等名: The 3rd Symposium for the Core Research Clusters for Materials Science and Spintronics
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 中性子を用いた複合アニオン化合物研究：構造から励起へ (2020)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」公開シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 中性子回折による電流下の磁気スキルミオン格子の非平衡定常/非定常状態 (2019)
  • 著者名/発表者名: 奥山大輔, 東大樹, 南部雄亮, 佐藤卓
  • 学会等名: 第18 回東北大学多元物質科学研究所研究発表会
• [学会発表] Magnetic structure of heavily hydrogen-substituted 1111-type LaMnPO1-xHx (2019)
  • 著者名/発表者名: S. Matsuishi, T. Kato, T. Inoue, M. Avdeev, Y. Nambu
  • 学会等名: Materials Research Meeting 2019
  • 国際学会
• [学会発表] 三角格子反強磁性体NiGa2S4の磁場-温度相図 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鳴海康雄, 佐藤和樹, 赤木暢, 竹内徹也, 松尾晶, 金道浩一, 南部雄亮, 萩原政幸
  • 学会等名: 物性研短期研究会「強磁場コラボラトリーによる強磁場科学の新展開 ~光科学との融合も視野にいれて~」
• [学会発表] 中性子を用いた複合アニオン系の結晶・磁気構造解析 (2019)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 第13回物性科学領域横断研究会凝縮系科学の最前線
  • 招待講演
• [学会発表] Magnetic excitations in TbIG through inelastic neutron scattering measurement (2019)
  • 著者名/発表者名: Y. Kawamoto, K. Ikeuchi, K. Kamazawa, T. Kikkawa, E. Saitoh, M. Fujita, K. Kakurai, Y. Nambu
  • 学会等名: Summit of Materials Science 2019 and GIMRT User Meeting 2019
  • 国際学会
• [学会発表] Plastic deformation of the moving magnetic skyrmion lattice in MnSi under electric current flow (2019)
  • 著者名/発表者名: D. Okuyama, M. Bleuel, J. S. White, Q. Ye, J. Krzywon, G. Nagy, Z. Q. Im, I. Zivkovic, M. Bartkowiak, H. M. Ronnow, S. Hoshino, J. Iwasaki, N. Nagaosa, A. Kikkawa, Y. Taguchi, Y. Tokura, D. Higashi, J. D. Reim, Y. Nambu, T. J. Sato
  • 学会等名: The 3rd Asia-Oceania Conference on Neutron Scattering 2019
  • 国際学会
• [学会発表] 立方晶KSbO3型構造を持つLa3Ir3O11の物性測定とその圧力効果 (2019)
  • 著者名/発表者名: 青山拓也, 江見知俊, 田端千紘, 南部雄亮, 中尾裕則, 山内徹, 大串研也
  • 学会等名: 第60回高圧討論会
• [学会発表] Spatial inhomogeneous deformation of the moving magnetic skyrmion lattice in MnSi under electric current flow (2019)
  • 著者名/発表者名: D. Okuyama, M. Bleuel, J.S. White, Q. Ye, J. Krzywon, G. Nagy, Z. Q. Im, I. Zivkovic, M. Bartkowiak, H.M. Ronnow, S. Hoshino, J. Iwasaki, N. Nagaosa, A. Kikkawa, Y. Taguchi, Y. Tokura, D. Higashi, J.D. Reim, Y. Nambu, T.J. Sato
  • 学会等名: International Conference on Strongly Correlated Electron Systems 2019
  • 国際学会
• [学会発表] フェリ磁性絶縁体Tb3Fe5O12の磁気励起 (2019)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 南部雄亮, 加倉井和久, 池内和彦, 蒲沢和也, 吉川貴史, 齊藤英治, 藤田全基
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 偏極中性子を用いたフェリ磁性絶縁体YIGにおけるマグノン極性の観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮, J. Barker, 吉川貴史, 塩見雄毅, J. Tranquada, 藤田全基, G.E.W. Bauer, 齊藤英治, 加倉井和久
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 熱ホール効果を示すTb3Ga5O12の磁場下における結晶場励起 (2019)
  • 著者名/発表者名: 森道康, 藤田全基, 南部雄亮, 河村聖子, 古府麻衣子, 中島健次, C. Urlich, O.P. Sushkov
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 三角格子磁性体NiGa2S4の強磁場物性 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鳴海康雄, 佐藤和樹, 赤木暢, 竹内徹也, 松尾晶, 金道浩一, 南部雄亮, 萩原政幸
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 空間反転対称な遍歴磁性体におけるスピンヘリシティの電流制御 (2019)
  • 著者名/発表者名: 新居陽一, 蒋男, 有沢洋希, 南部雄亮, 池田陽一, 大石一城, 藤田全基, 齊藤英治, 小野瀬佳文
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
  • 招待講演
• [学会発表] 電流中の磁気スキルミオン格子のダイナミクス (2019)
  • 著者名/発表者名: 奥山大輔, 南部雄亮, 佐藤卓
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
  • 招待講演
• [学会発表] スピントロニクス基盤物質におけるマグノン極性の観測 (2019)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
  • 招待講演
• [学会発表] 東北大学金属材料研究所中性子物質材料研究センターの活動 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤田全基, 南部雄亮, 池田陽一, 大河原学
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
  • 招待講演
• [学会発表] 新奇重い電子化合物YbCu4Niの合成及びNMR/NQRに関する研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 谷口貴紀, 北川俊作, 石田憲二, 北澤崇文, 池田陽一, 南部雄亮, 藤田全基
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
• [学会発表] 中性子飛行時間分光法によるフェリ磁性絶縁体Tb3Fe5O12の磁気励起測定 (2019)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 池内和彦, 蒲沢和也, 吉川貴史, 齊藤英治, 藤田全基, 加倉井和久, 南部雄亮
  • 学会等名: 東北大金研-CROSSワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
• [学会発表] Dynamical magnetism in iron-based ladder compounds (2019)
  • 著者名/発表者名: Y. Nambu
  • 学会等名: Research Frontier of Advanced Spectroscopies for Correlated Electron Systems
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 中性子非弾性散乱によるフェリ磁性絶縁体Tb3Fe5O12の磁気励起測定 (2019)
  • 著者名/発表者名: 川本陽, 南部雄亮, 吉川貴史, 池内和彦, 蒲沢和也, 藤田全基
  • 学会等名: 第137 回金属材料研究所講演会
• [学会発表] フェリ磁性マグノン極性がスピン流に与える影響 (2019)
  • 著者名/発表者名: 南部雄亮, 川本陽, 沖野夕貴, 藤田全基
  • 学会等名: 第137回金属材料研究所講演会
• [備考] 電子スピン歳差運動の回転方向の観測に成功
  • URL: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/07/press20200703-02-spin.html
• [備考] Probing The Properties Of Magnetic Quasi-Particles
  • URL: https://scienmag.com/probing-the-properties-of-magnetic-quasi-particles/
• [備考] 第１６回森田記念賞報告
  • URL: http://www.senshu.phys.tohoku.ac.jp/prize.html#p16
• [備考] 東北大学ディスティングイッシュトリサーチャー「研究にかける若き挑戦者たち」
  • URL: https://web.tohoku.ac.jp/dr/index.html
• [備考] 創発研究者
  • URL: https://www.jst.go.jp/souhatsu/research/researcher_na.html
• [備考] スピン流の伝搬機構を偏極中性子で視る
  • URL: http://www.phys.tohoku.ac.jp/topics/topics-2562/
• [備考] Polarized neutrons can observe propagation...
  • URL: http://www.phys.tohoku.ac.jp/topics/condensed-spin-matter/