研究領域 | 都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究 |
研究課題/領域番号 |
19H05042
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
杉山 雅樹 京都外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (30773824)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ヘラート / 西アジア都市 / タリーカ / ティムール朝 / スーフィズム / 聖者崇敬 / アフガニスタン / 聖者崇拝 / イラン / 写本研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、15世紀後半のヘラートにおいて、タリーカ(スーフィー教団)が都市文化の発展に果たした役割を明らかにすることである。従来の研究では、ティムール朝末期のヘラートで隆盛を誇ったタリーカとしてナクシュバンディーヤがよく知られているが、同時期のヘラートで多くの信者を集めていたヌールバフシーヤという別のタリーカについては、十分に検証されてこなかった。そこで、本研究では、ナクシュバンディーヤとの比較を通じて、ヌールバフシーヤの教義と特徴を検証すると共に、それぞれのタリーカに属した人々の交流関係や活動の分析を行う。
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研究実績の概要 |
2020年度の当初の研究計画としては、主に海外での写本調査と収集した写本の読解を進め、その内容分析を行うことを予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、2020年春以降長らく海外調査を実施することができなかったため、手元にあった一次史料の校訂本に基づいて内容の分析を重点的に進めてきた。やがて2022年夏頃からようやく自由な海外渡航が可能になり、2023年2月と3月にそれぞれトルコとパキスタンで写本調査を実施することができた。 トルコではスレイマニエ図書館において、本研究の分析対象であるスーフィー教団ヌールバフシーヤの名祖ムハンマド・ヌールバフシュが遺したスーフィズムの教義に関わる作品群を収録した写本と、彼が影響を受けたとされるクブラウィーヤの導師アリー・ハマダーニーの作品群を収録した写本を調査した。また、ティムール朝後期のヘラートにおける宗教関係者や文人・学識者・知識人たちの交流を検証する上で必要となる、当時人気を博した文学ジャンルの写本群についても調査を行った。一方、パキスタンではパンジャーブ大学図書館において、ティムール朝後期の宗教関係者やイラン系官僚、学識者たちの動向に関する記述を数多く含む年代記と、同朝末期の君主とヌールバフシーヤの導師との交流を示す書簡・勅令の写しを収録した作品の写本をそれぞれ調査した。いずれの写本についても、該当箇所の複写データを入手し、その内容分析を進めた。以上のような調査と分析によって、ムハンマド・ヌールバフシュが唱えたスーフィズムの教義・思想面の特徴、およびティムール朝末期のヘラートにおけるスーフィー教団の活動について、多角的に検証することが可能になった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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