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渦状腕の骨格構造を構成する分子雲の磁場の研究

公募研究

研究領域新しい星形成論によるパラダイムシフト:銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明
研究課題/領域番号 19H05083
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

杉谷 光司  名古屋市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (80192615)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード星間磁場 / 分子雲 / 渦状腕
研究開始時の研究の概要

我々の銀河系は渦巻き銀河であり渦状腕構造を持つ。渦状腕には、星を誕生させる母体である分子ガスのフィラメント(フィラメント分子雲)が渦状腕に沿って存在し渦状腕の骨格構造を成している。最近の研究によると、星間磁場は太陽系の近くのフィラメント分子雲の形成や進化に大きな影響を与えることが示唆されているが、遠方の渦状腕の骨格を成すフィラメント分子雲ではその磁場構造や磁場の分子雲に与える影響が明らかでない。そのため、渦状腕の骨格を成すフィラメント分子雲の磁場構造を明らかにするために、南アフリカ天文台サザランド観測所のIRSF1.4m望遠鏡を用いて磁場構造を調べる。

研究実績の概要

本研究はHarvard-Smithsonian Center for Astrophysicsのグループ(代表Ian Stephens氏)と協力して銀河系渦状腕の骨格構造をなすフィラメント分子雲(bones)としてカタログされている天体の磁場構造を調べる計画である。Stephens氏らが飛行天文台SOFIAの遠赤外線偏光観測装置HAWC+を用いて分子雲の密度の高い中心部の磁場構造を調べ、私たちが分子雲周辺部の磁場構造を南アフリカ天文台サザランド観測所のIRSF1.4m望遠鏡と近赤外線偏光観測装置SIRPOLを用いて調べることになっている。昨年度は3天体(Fil2, Fil8, Fil10の半分)の観測できたので、既観測の2天体(Fil5, Fil6)を含めて5-6天体の近赤外線偏光観測が終了している。一方、遠赤外線偏光観測では既観測の2天体(Fil5、Fil6)に加えて今年度はFil4の観測データを新たに得ることができた。

今年度は、8月に少なくとも3天体(Fil1, Fil4, G24)の観測を南アフリカ天文台サザランド観測所で2週間予定していた。しかしながら、新型コロナウイルスのパンデミックにより8月の観測を断念せざるを得ない状況になった。状況が好転して2-3月に1天体でも観測できることを期待したが、状況は悪くなるばかりであった。このため、前年度に観測した3天体のデータ解析に専念するとともに、近赤外線偏光観測データと比較するミリ波分子輝線データや遠赤外線連続波データの収集・解析も合わせて行った。データ解析の途中経過は新学術領域「星惑星形成」2020大研究会で「渦状腕の骨格構造を構成する分子雲の近赤外線偏光観測」のタイトルで報告を行った。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] Center for Astrophysics, Harvard/USRA/University of Manchester(米国)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [国際共同研究] Center for Astrophysics, Harvard/USRA/University of Manchester(米国)

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 渦状腕の骨格構造を構成する分子雲の近赤外線偏光観測2020

    • 著者名/発表者名
      杉谷光司
    • 学会等名
      新学術領域「星惑星形成」2020年度大研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-12-27  

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