研究領域 | マルチスケール精神病態の構成的理解 |
研究課題/領域番号 |
19H05215
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
下野 昌宣 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30552137)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | マルチスケール / 精神疾患 / コネクトーム / モデル動物 / ネットワーク / 神経 / 脳 / 抑制性 / 多細胞 / 3Dスキャン / 因果性 / 抑制細胞 / 前頭前野 / 多電極計測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では精神疾患モデル動物のデータと健常動物のデータをマルチスケールに比較する事を目指している。本研究で用いる方法の第一の基盤は、申請者が米国において育成したマイクロコネクトームの実験-解析系であり、第二の基盤は、申請者が京都大学に異動した後に準備したマイクロコネクトームを全脳3D空間へと高精度に埋め込む手法である。これらの技術基盤の上で、本研究では、健常マウスと精神疾患モデルマウスの違いを脳領域の名前を超えて、脳領域内に埋め込まれている多細胞間の機能的なネットワークのトポロジーの相違としても特徴付ける。
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研究実績の概要 |
令和元年度にBioRrxivに投稿した単一脳領域における研究が、長い査読を経て、令和2年度の末にPLOS Computational Biologyに受理された(4/8出版)。そのイラストは4月号の表紙を飾った。 また、疾患モデルマウスと健常マウスの5-10ペアからのデータ集積を行った。上記の解析方針を、疾患モデルマウスと健常マウスの比較分析を体系的な比較の目的に応用していっており、共同研究者の支援が引き続き得られれば、令和3年度で成果としてまとまるだろう。さらに、令和元年度に出版した埋め込み手法で、同一空間の中に統合したデータが70-80個以上(最終的に使えるデータだけで50個程度)に達してきており、他予算の支えの下で、今後、脳を細胞レベルで全体として理解する研究の発展が期待できる。 また、申請者の以前より続けていた翻訳本「脳のネットワーク」がみすず出版社から発刊され、研究分野の啓蒙に貢献すると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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