• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

皮膚創傷の予防・軽減機能を有した3Dゲルパッドを用いたソフト介護機器の開発

公募研究

研究領域ソフトロボット学の創成:機電・物質・生体情報の有機的融合
研究課題/領域番号 19H05333
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮川 祥子  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (00338203)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
キーワード3Dプリント / ゲルパッド / 褥瘡予防 / ソフトマテリアル / 看護 / 介護機器開発 / 3Dプリント
研究開始時の研究の概要

本研究では、極限に柔らかいスマートマテリアル、身体にフィットするケア用品のための3Dモデリングおよびプリント技術、立体物の内部構造を表現できる高機能3Dプリントデータフォーマット技術を融合して、褥瘡やスキン-テアといった皮膚創傷を軽減・予防するためのゲルパッドを開発する。さらに、開発したゲルパッドを介護機器に組み込んで、皮膚創傷を予防・軽減するソフト介護機器を開発する。

研究実績の概要

本研究では、極限に柔らかいスマートマテリアル、身体にフィットするケア用品のための3Dモデリングおよびプリント技術、立体物の内部構造を表現できる高機能3D プリントデータフォーマット技術を融合して、褥瘡やスキン-テアといった皮膚創傷を軽減・予防するためのゲルパッドを開発する。皮膚創傷を予防・軽減するためには、身体の一部分に過剰な圧力が加わる状態を緩和することで血流低下を防ぐことと、体とベッド・車椅子などのずれからくる応力による細胞の破壊を防ぐことが重要である。ベッドに使われるエアマットレスや創傷を覆って回復を助けるドレッシング剤の中には、体圧分散や応力軽減の効果があると言われているものもあるが、体圧分散と応力軽減の双方に効果を持つ材料的・構造的特性は未だ明らかになっていない。
前年度の研究では、3D プリント技術と、ゲルマテリアル技術を組み合わせ、体圧分散と剪断応力の軽減の双方に効果を持つ可能性のあるゲルパッドの構造を検討し、試作を行った。今年度は、作成したゲルパッドの体圧分散と剪断応力の軽減性能を測定した。現在、ケアの評価向けに市販されている測定装置は、体圧分散のみ計測可能あり、剪断応力を計測できるものがない。また、対象が大きく変形する場合はセンサー自体も変形するため計測精度に課題がある。このことから、被験者による計測ではなく、圧力、剪断応力を計測できるセンサーを取り付けた臀部モデルを押し込み試験器に装着した計測装置を作成し、評価を行った。この際、押し込み試験器との同期を取るための手法についても検討した。結果として、一般に市販されている褥瘡予防効果を持つマットレスと比較した優位性を示した。
さらに、ゲルパッドを組み込んだ制御機構を試作し、制御機構とゲルパッドの組み合わせによる体圧分散性能を評価した。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Development of a Soft Robot with Pressure Ulcer Prevention Functions2022

    • 著者名/発表者名
      Shoko Miyagawa, Ryohei Yuasa, Hiroyuki Nabae, Hidemitsu Furukawa, Masaru Kawakami
    • 雑誌名

      Journal of Robotics and Mechatronics

      巻: 34 号: 2 ページ: 294-297

    • DOI

      10.20965/jrm.2022.p0294

    • ISSN
      0915-3942, 1883-8049
    • 年月日
      2022-04-20
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ニューノーマル時代のケアを豊かにする ソフトマターへの期待2021

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子
    • 雑誌名

      月刊ソフトマター

      巻: 5 ページ: 13-15

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 看護ケアを基盤とした個別性に応じた ケアツールの評価手法の提案2019

    • 著者名/発表者名
      吉岡純希, 宮川祥子
    • 雑誌名

      Keio SFC Journal

      巻: 19巻1号 ページ: 162-178

    • NAID

      120007124842

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] FabSafeHub デジタルファブリケーションによる看護介護のものづくりと安全なデリバリーの取り組み2022

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子
    • 学会等名
      日本機械学会 第34回バイオエンジニアリング講演会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 皮膚創傷予防のためのソフトゲルクッションの性能測定方法2021

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子, 湯浅亮平, 難波江裕之, 古川英光, 川上勝
    • 学会等名
      第9回看護理工学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] ニューノーマルを豊かにする ソフトウェアラブルテクノロジー2020

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子, 古川英光
    • 学会等名
      第6回SICEポストコロナ未来社会ワークショップ「ソフトロボティクスが革新するニューノーマル」
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 看護xFab:臨床ニーズに即応するものづくりと新しいケア2019

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子
    • 学会等名
      Conference on 4D and Functional Fabrication 2019
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi