研究領域 | ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明 |
研究課題/領域番号 |
19H05347
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
舟橋 京子 (石川京子) 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (80617879)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 渡来系形質 / 地域性 / 考古学 / 人類学 / 自然人類学 / 甕棺 / 日常土器 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、土器編年に基づく渡来系形質の時間的な変遷および渡来的な文化要素の類似度により推定される拡散ルートに基づき、北部九州・山陰地方の渡来系形質の時間的・空間的な拡散の様相を最新の発掘調査出土資料を加えたうえで明らかにする。先行研究以降も北部九州における弥生時代遺跡出土人骨資料は増加している。特に、中期に渡来人のコロニー遺跡が点在する小郡市所在遺跡や、渡来系形質・文化の東九州への拡散ルートの一つである筑後川流域の出土人骨のデータを新たに加えて分析を行う。そのうえで、最新の考古学的研究成果から明らかになっている文化的な地域性との比較を行い、渡来系形質拡散の社会的背景について明らかにする。
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研究実績の概要 |
本公募研究は、今年度に関しては、新型コロナウィルス感染症の流行により、研究者及び研究協力者によるミーティングおよび他研究機関における資料調査による新たなデータの収集は困難であった。したがって、主に研究者個々人による研究活動ないしは、同じ研究機関に所属する研究協力者の米元史織と舟橋が九州大学において研究活動を行った。米元と舟橋は、九州大学収蔵の遺跡出土人骨の資料化および計測・分析を行った。今年度新たに資料化・計測・分析を行ったのは弥生時代の福岡県博多遺跡203次調査・福岡県津古牟田7次調査・熊本県平田遺跡の3遺跡出土人骨である。一方で、他の研究機関に所属する研究協力者の高椋浩史、岡崎健治はそれぞれ前年度収集したデータの解析及び論文執筆を行っている。 分析の結果、先行研究の指摘通り、いずれの遺跡出土人骨においても渡来形質の特徴がみられるが、特に三国丘陵地域に所在する津古牟田において渡来系形質が色濃くみられ、列島の典型的な農耕民とは異なる四肢の筋付着部発達をしているという結果が得られている。 一方で、最新の考古学的研究成果においては、上述の三国丘陵地域周辺での渡来系の技術に由来する森林伐採加工活動の活発さが指摘されている。したがって、当該地域における渡来系形質が色濃く表れる背景には、渡来系技術を駆使し生業に従事していた渡来人ないしは渡来系集団の存在があると考えた。 本来であれば、本年度の後半にこれらの事業の成果をワークショップなどの形で一般に向けて還元する予定であったが、新型コロナの流行のため断念した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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