研究領域 | トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現 |
研究課題/領域番号 |
20H04588
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 早稲田大学 (2021) 広島工業大学 (2020) |
研究代表者 |
牧野 遼作 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10780637)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 非典型的相互行為分析 / 障害者 / インフォーマル教育 / 相互行為分析 / 障害とコミュニケーション / コミュニケーション / 身体知的重複障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,身体知的重複障害者と家族の家庭内/家庭外で起こる日常的相互行為を対象としたものである.障害者と家族は,彼らの特性に相互行為を通して,日常生活を営んでおり.彼らの日常的相互行為は,身体特性・生活環境に合わせた独自性をもつと考えられる.本研究ではビデオ収録による「相互行為分析」を用いて,彼らの日常的相互行為の独自性を検討する.同時に家庭外において障害者-家族が他者と出会う場面の検討を行う.家庭内/家庭外の相互行為の分析を通して,人々が家族という集団において,それぞれの身体特性・生活環境に合わせた独自の相互行為をどのようにもち,かつその独自性がどのように変容しうるかを明らかにする.
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研究実績の概要 |
家庭内の相互行為場面の成果:これまで収録してきたデータの分析を行い,特に「手合わせ」と呼びうる独自の遊戯的相互行為場面の検討を行い,家族内だけではなく収録者も参与した手遊び場面についての検討を行い,相互行為構造の独自性の維持と変容の仕方を示した.この成果については日本認知科学会での発表,書籍内の章として執筆として成果発表を行った.また,多様な人々が参与することによる相互行為分析の難しさと,分析手立ての方法論の構築について,顔身体学の領域会議で共著発表を行い,若手優秀発表賞最優秀賞を受賞した.他食事場面における分析をすすすめ,重複障害者の参加者は,一方的に介助を受けているのではなく,自分の姿勢や視線といったキューを用いて,適切な食事を進めるタイミングを介助者に伝え,かつ介助者もそのキューを理解し,食事活動を進めていることを明らかにした.このことは,彼らがその場における間主観性を身体的なやり取りを通して構築していることを示すものである.この成果について,学会発表を行い,また論文執筆作業を実施している.
家庭外の相互行為場面の研究:自閉症スペクトラムやダウン症といった4名の発達障害児が通うトランポリン教室のフィールドワーク及びデータの収録を実施し,分析を行った.分析の結果,指導員だけが児童に対して行う指示や声掛けに対して,他参加児童が声掛けを繰り返すことや声援を送っていることを明らかにした.特に,トランポリン経験の浅い参加者がいる場合,その参加者がトランポリン練習をする場面で,他参加児童は声掛けの繰り返しや声援を送ることが多いことを明らかにした.このことは,習熟度の異なるメンバーによる運動教室の構築が,協働性の発達に寄与する可能性を示唆するものである.この成果については認知科学会にて発表を行った.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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