研究領域 | トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現 |
研究課題/領域番号 |
20H04591
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
長滝 祥司 中京大学, 国際学部, 教授 (40288436)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 身体動作 / 一人称報告 / 表情 / 客観性 / 間主観性 / 身体性 / 観相学 / 他者理解 / 内観 / 観情学 / 一人称的報告 / 現象学 / 心の哲学 |
研究開始時の研究の概要 |
人間は、日常経験において折に触れて他人の心的状態や心的性質を理解しようとする。その際、大きな手がかりとなるのは表情や身体動作であるが、それらを人間が読み取るメカニズムの解明について、歴史上は観相学や感情学という試みがあった。本研究課題では、科学とは切り離されたこうした試みの中に素朴心理学のメカニズムを解明する手がかりを見いだし、それを現代の哲学(とくに身体の現象学や心の哲学)、心理学、脳科学の方法論と有機的に統合することによって、ラーファター的問題設定に対する21世紀的な解答を導出することを目的とする。またその際、こうした素朴心理学的技能の文化や職業などによる違いの解明も視野に入れる。
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研究実績の概要 |
われわれは、他人の表情や身体動作からその人の心的状態を直観的に理解したり、性格傾向などを把握したりすることがある。こうした素朴心理学的能力を解明し精緻化しようとする学問上の関心も、科学革命の時代の観相学や感情学から、19 世紀の骨相学やダーウィン進化論を経て20世紀の精神分析、一部の感情心理学へと続いている。これらの学問で使われていたのは、基本的には日常の人間観察と当人の内観による一人称的報告である。この一人称報告と心の科学の目指す客観的科学像をどう方法論的に調停するかが、本研究の大きな課題の一つである。 当該年度は、これまで積み重ねてきた文献研究をさらに展開し、くわえて実験研究も行い、それらをもとに学会発表を行う計画であった。文献研究ついては、観相学や表情学やその二次文献を精査した。これにくわえて、客観性をめぐる概念的方法論的研究についても検討を加えた。これらの成果は、『メディアとしての身体』(東京大学出版会2022年)の第7章、補章、2021年「心的傾向性の判断における熟達者と初心者の違い」(第8回〈顔・身体学 〉領域会議)、2022年「身体性をめぐる哲学と認知科学」(第9回〈顔・身体学 〉領域会議)などとして発表された。また、人間観察に関する個人の報告がどのように間主観性を獲得していくかというテーマについて、スポーツでの共通理解を題材に研究を進めた。この成果は、2022年科学基礎論学会「スポーツパフォーマンスの現象学――一回性と共通理解1」、2022年日本現象学会「スポーツパフォーマンスの現象学―― 一回性と共通理解2」などとして発表された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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