研究領域 | 分子夾雑の生命化学 |
研究課題/領域番号 |
20H04718
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
越山 友美 立命館大学, 生命科学部, 准教授 (30467279)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 人工チャネル / 金属配位 / 夾雑脂質膜 / アンフォテリシンB / 天然由来の脂質膜 / イオン透過能 |
研究開始時の研究の概要 |
膜を介したイオン輸送は細胞活動において重要な役割を果たしており、それらを模倣した人工チャネルが多数報告されている。しかしながら、人工チャネルの評価には、単一から数種類の脂質成分から成る単純化された人工膜が用いられており、生体膜で機能するチャネル構築は依然として難しい。そこで本研究では、金属配位結合を利用した人工チャネル分子を設計・合成し、酵母や大腸菌などから抽出した天然の脂質膜におけるチャネル形成メカニズムの解明に取り組み、夾雑な脂質膜環境下においても機能する人工チャネル分子の構築に繋げる。
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研究実績の概要 |
天然のチャネル蛋白質の機能や動作機構を模倣した人工チャネルは、自在な膜輸送を可能とする材料として注目されており、近年盛んに研究が進められている。人工チャネルの構築において重要であるチャネル分子の自己集積過程の制御には、多くの場合、水素結合などの弱い非共有相互作用が用いられている。本研究では、自己集積化の駆動力として「金属配位結合」に着目し、抗生物質であるアンフォテリシンB (AmB)に金属配位部位(ビピリジン配位子)を修飾した金属ハイブリッドチャネル分子を設計・合成した。ビピリジン配位子への金属配位(銅イオンやニッケルイオンなど)に伴う集積状態制御とカルシウムイオンの透過能について発表した(Chem. Commun., 2021)。さらに、HPTSを指示薬としたアルカリ金属イオンの透過能評価では、ビピリジン配位子を導入したAmBは、配位子を導入していないものとは異なるアルカリ金属イオン選択性を示し、金属配位によりイオン透過機構が変化する可能性が示唆された。吸収スペクトルの経時変化測定によるチャネル形成過程の解析、および、共同研究によりシングルチャネル活性測定を実施し、チャネルサイズなどのより詳細な分析を進めた。また、単一成分からなる脂質膜だけでなく、夾雑脂質膜である大腸菌から抽出した脂質を用いたHPTSアッセイも行い、夾雑脂質膜でも金属ハイブリッドチャネルが機能することを確認した。加えて、新たな金属ハイブリッドチャネル分子として、水中で様々な遷移金属へ配位可能なフェナントロリンを修飾したチャネル分子も合成した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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