研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
20H04775
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木谷 茂 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 准教授 (10379117)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 放線菌 / 化学コミュニケーション / 二次代謝シグナル / イメージング質量分析 |
研究開始時の研究の概要 |
多彩な生理活性物質を二次代謝産物とする放線菌において、本産物の真の生物学的意義は不明である。また、放線菌の二次代謝クラスターの多くは休眠状態にあり、魅力的な生理活性物質が埋蔵されている。本研究では、放線菌の二次代謝を誘導するシグナル分子に着目し、その誘導現象を解明すると共に、休眠天然物を覚醒する技術を開発することにより、シグナルトーク系の多様性解明とその新規物資生産への応用を目的とする。
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研究実績の概要 |
放線菌は、二次代謝産物として多彩な生理活性物質を生産するが、本産物の生物学的意義は不明である。一方、放線菌における二次代謝関連遺伝子の多くは休眠状態にあり、魅力的な生理活性物質は利用されていない。本研究では、放線菌の二次代謝誘導シグナルに着目し、その誘導現象を解明すると共に、休眠天然物を生産覚醒させる技術を開発することを目的とする。 昨年度は、二次代謝シグナル産生菌を各種放線菌と非接触状態にて共培養させた結果、供した放線菌の約2割が共培養に応答して、その二次代謝が変化することを示した。本年度は、この共培養応答物質を同定するため、被検菌の固体培養画分を精製した。単一化合物であると考えていた精製サンプルは、混合物である可能性がNMR解析により示唆された。そこで、各種逆相HPLCカラムを検討したところ、1種類のカラムが混合物を分離したことより、共培養応答物質の精製と構造決定が可能であると考えている。 一方、海綿共生放線菌Blastococcus sp. ST9株が、エバーメクチン生産菌Streptomyces avermitilisの代謝物変動やStreptomyces lividansの色素系抗生物質の生産を誘起する。そこで、Blastococcus sp. ST9株とS. avermitilisの共培養液から、共培養に依存して生産が誘導される物質を単離精製した。次に、その化学構造を機器分析により推定したところ、鉄キレート剤(シデロフォア)ノカルダミンであることが明らかとなった。そこで、S. avermitilisノカルダミン合成遺伝子破壊株を共培養解析に用いたところ、ノカルダミンの生産誘起現象が観察されなかったことから、Blastococcus sp. ST9株に含まれる何らかの因子がS. avermitilisのノカルダミン生産に関与していることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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